十勝沖地震(読み)トカチオキジシン

デジタル大辞泉 「十勝沖地震」の意味・読み・例文・類語

とかちおき‐じしん〔‐ヂシン〕【十勝沖地震】

 
1271952348.2
2 4319685167.9
3 1520039261沿48.0  

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「十勝沖地震」の意味・わかりやすい解説

十勝沖地震
とかちおきじしん

 
(1) 1952341023M8.2 41°42 144°0956沿 1m 6.5m33 287 815 1324
(2) 1968516949 M7.91968 40°44 143°35655502 928 814
(3) 2003926 M8.0152003 41°46.7 144°04.742km61m2 849 116
(1) (3)(2)  

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「十勝沖地震」の意味・わかりやすい解説

十勝沖地震
とかちおきじしん

1968年(昭和43)5月16日9時04分ごろ、北海道十勝沖に発生した地震。規模はM7.9。震源の深さは0キロメートルで、太平洋プレートと大陸プレートの接触面でおきたと考えられている。津波を伴った被害は青森県を中心に北海道にまで及び、死者・行方不明52人、建物の全半壊3677で、函館(はこだて)大学の一階が圧壊した。また、鉄筋・鉄骨構造に剪断(せんだん)破壊が目だち、構造と地盤の問題が見直されるようになった。これと同じ地域での地震は1762年(宝暦12)、1856年(安政3)と、ほぼ100年間隔で発生している。

 1952年(昭和27)3月4日の地震もM8.1(震源の深さ0キロメートル)と大きいもので、津波を伴った被害は、死者・行方不明33人、全半壊家屋2100余、とくに十勝地方などの泥炭地に被害が大きかった。

[宇佐美龍夫]

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百科事典マイペディア 「十勝沖地震」の意味・わかりやすい解説

十勝沖地震【とかちおきじしん】

(1)1952年3月4日,北海道南部一帯を襲った激震。震源は東経144°6′,北緯41°48′,マグニチュード8.2。津波を伴い,家屋全壊815,半壊1324,死者・行方不明33人。(2)1968年5月16日,北海道南部〜東北北部を襲った地震。震源は東経143°21′,北緯40°26′,マグニチュード7.9,苫小牧で震度6を記録。家屋全壊673,半壊3004,死者・行方不明52人。東北地方は大雨のあとだったので山崩れの被害大。初めて海底地震計が前震をとらえた地震として著名。

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世界大百科事典(旧版)内の十勝沖地震の言及

【地震】より


19527361952(M8.2)1968(M7.9)M7.0

※「十勝沖地震」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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