印相(読み)インゾウ

デジタル大辞泉 「印相」の意味・読み・例文・類語

いん‐ぞう〔‐ザウ〕【印相】

 

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精選版 日本国語大辞典 「印相」の意味・読み・例文・類語

いん‐そう‥サウ【印相】

 

(一)   (  ) 
(二) 姿()
 ︿ " />
 ︿ 
(二)[](1254)
(三)︿(1352)
(三) (  ) 
(一)[]()(1786)
(四) 
 

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「印相」の意味・わかりやすい解説

印相
いんぞう


()()mudrā()2udāna()()()()()()()

 ()()()()2(1)()(2)()(3)()(4)()(5)忿()(6)()()()12(1)()(2)()()(1)(3)()(4)()()(5)()()()(6)()()(7)()()(8)()()(9)()()(10)()()(11)()()(12)

 ()()()()()()()()()()()()()()()()()()()9()9()



1969

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改訂新版 世界大百科事典 「印相」の意味・わかりやすい解説

印相 (いんぞう)

仏・菩薩(ぼさつ)の内証(悟境),本誓(ほんぜい)(誓願),功徳,事業(じごう)(はたらき)などを象徴的にあらわしたもの。印契(いんげい),密印,あるいは単に印ともいう。サンスクリットのムドラーmudrāの訳。ムドラーとは本来〈封印〉〈印章〉という意味であるが,特に密教では仏・菩薩の内証・本誓などの真実なること,虚妄(こもう)なきことを証する幖幟(ひようじ)としてこの言葉に深い意味を与えた。印相はふつう手印と〈契印(げいいん)〉とに分けられ,狭義には手印のみを指すが,広義にはこれらのほか,仏像,種子(しゆうじ),真言までも含めることがある。手印は指を結んでつくるもので,金剛界大日如来の智拳印や胎蔵界大日如来の法界定印(ほうかいじよういん)(坐禅印),弥陀定印などはその代表的なものであるが,密教以前のものとして,転法輪(てんぽうりん)印,触地(そくち)印(降魔(ごうま)印),施無畏(せむい)印,与願印などもある。手印は経軌(きようき)によって数千を数えるが,基本となるのは12の合掌形または6種の拳(けん)であるので,これら18種を〈印母(いんも)〉という。契印は持物(じもつ)をもってあらわすもので,それには自然現象をかたどったものや動物,植物,器物(仏具,楽器,武器など),食物など,さまざまなものがある。たとえば大日如来の塔,薬師如来の薬壺,観音の蓮華や水瓶,文殊の利剣などはその一例である。これら手印や持物はまた〈三昧耶形(さんまやぎよう)〉といわれ,これらをもってあらわした曼荼羅(まんだら)を〈三昧耶曼荼羅〉という。
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占い用語集 「印相」の解説

印相

印鑑を自身の分身と考えて、印相学に基づいて、吉となる彫り方を施すこと。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「印相」の意味・わかりやすい解説

印相
いんぞう

印契」のページをご覧ください。

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世界大百科事典(旧版)内の印相の言及

【阿弥陀】より

…【伊藤 唯真】
[図像]
 阿弥陀如来は浄土教信仰の主尊であり,したがって浄土教美術の中心的尊像である。薬師如来像とは異なり手に持物はないが,さまざまな印相(いんそう)(手の形)で表現され,印相の違いにより与願・施無畏印,転法輪印(説法印),定印,来迎印の像の4種に大別できる。 与願・施無畏印の像は,左手は下げて右手は掌を外に向けて上げる。…

【手】より


()()S.調

【仏像】より


姿姿

 (())

【曼荼羅】より




 (dhāraī)(mudrā)

※「印相」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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