呪詛(読み)ジュソ

デジタル大辞泉 「呪詛」の意味・読み・例文・類語

じゅ‐そ【呪×詛/呪×咀】

[名](スル)《古くは「しゅそ」》神仏悪霊などに祈願して相手に災いが及ぶようにすること。のろうこと。「身の不運を―する」
[類語]呪い憎む嫌う忌み嫌う恨むそねのろ嫌がる厭う憎悪する嫌悪する敵視する仇視きゅうしする嫉視しっしする唾棄だきする目のかたきにする白い目で見る

ず‐そ【×詛】

《「ず」は「じゅ」の直音表記》「じゅそ(呪詛)」に同じ。
「いかに―悪念深く侍りたうぶらむ」〈宇津保嵯峨院

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精選版 日本国語大辞典 「呪詛」の意味・読み・例文・類語

じゅ‐そ【呪詛・呪咀・咒詛】

 

(一)   (  ) 
(一)[](729)
(二)()(1734)
 

ず‐そ【呪詛】

  1. 〘 名詞 〙 まじないのろうこと。じゅそ。
    1. [初出の実例]「天下に、その大将をずそし、殺し奉りても」(出典:宇津保物語(970‐999頃)嵯峨院)

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「呪詛」の意味・わかりやすい解説

呪詛
じゅそ


使調()


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普及版 字通 「呪詛」の読み・字形・画数・意味

【呪詛】じゆそ

 
()()()

 

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「呪詛」の意味・わかりやすい解説

呪詛
じゅそ
anathēma

 
 anathēma anatithēmi ()  cherem ()  ()  (18)  306 43112  

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デジタル大辞泉プラス 「呪詛」の解説

呪詛

 
200420142232014  

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世界大百科事典(旧版)内の呪詛の言及

【のろい(呪)】より

…神秘的手段を用いて特定の個人や社会集団に病気や死などの災厄を生じさせようとする邪悪な行為。呪詛ともいい,黒呪(魔)術や邪術も類似のものである。古今東西を問わず,のろいは世界の各地で行われており,人間の本性のありさまの一端をよく示しているものといえよう。…

※「呪詛」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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