和解(読み)ワカイ

デジタル大辞泉 「和解」の意味・読み・例文・類語

わ‐かい【和解】

 
()
1 
2 
3 
[]
[]  
 

 
11
︿
2 
()()()︿  
 

 
6191710  

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「和解」の意味・読み・例文・類語

わ‐かい【和解】

 

(一)[1]   
(一) 
(一)[](1477)
(二)[]
(二) 
(一)[]()(1703)
(二)[]
(三) 1886
(四) 
(五) 
(二)[2] 
 
 

 

(一)  
(二) 
(一)[]()(1759)
(三) 1872
 

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

日本大百科全書(ニッポニカ) 「和解」の意味・わかりやすい解説

和解(法律)
わかい

「私法上の和解」と「裁判上の和解」とがあり、後者はさらに「訴訟上の和解」と「起訴前の和解」に分かれる。

淡路剛久

私法上の和解


69569695


裁判上の和解

訴訟上の和解

89調267調22


起訴前の和解

2751調169調2672752



和解(志賀直哉の小説)
わかい

志賀直哉(なおや)の代表的な中編小説。1917年(大正6)10月『黒潮(こくちょう)』に発表。19年3月新潮社刊行の『和解』に収録。父との久しきにわたった不和と一挙に訪れた和解をストレートに描いた私小説。先に発表した『大津順吉』(1912)、『和解』ののち視点を変えて発表した『或(あ)る男、其(その)姉の死』(1920)とともに中編三部作を形成。我孫子(あびこ)に住む主人公と祖母・父・義母の住む麻布(あざぶ)の家とのこだわりを内にはらんだ行き来、父の反対を押し切って結婚した妻の出産とそれに引き続く赤ん坊の死、さらに次の子の新たな出産、作品のなかで私怨(しえん)を晴らしたくない主人公の思いなど過去と現在が交錯する。最終的に自然な形での堅固な和解成立の経緯が力強く一気に描かれ、内心にもっとも忠実に生きようとする志賀の本質がよくにじみ出ている力作。

[紅野敏郎]

『『和解』(角川文庫・新潮文庫)』

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

改訂新版 世界大百科事典 「和解」の意味・わかりやすい解説

和解 (わかい)




 695ABA100B5070696ABA10095AB20調1016

 2調調267275調893調調

 13

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

百科事典マイペディア 「和解」の意味・わかりやすい解説

和解【わかい】

 
169522調2673
調  

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

普及版 字通 「和解」の読み・字形・画数・意味

【和解】わかい

 
()()

 

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「和解」の意味・わかりやすい解説

和解
わかい
compromise; Vergleich

 
 (695) 調調  

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

知恵蔵 「和解」の解説

和解

民事上の紛争を当事者が互いに譲歩し合って自主的に解決すること。裁判によらずに当事者の話し合いで解決する民法上の和解は、示談とも呼ばれ、交通事故による損害賠償紛争などの多くはこの方式で解決されている。裁判上の和解には、紛争防止などのために簡易裁判所に申し立てる即決和解ないし起訴前の和解と、訴訟の途中で裁判官の勧めに応じたりして当事者が合意する訴訟上の和解とがある。近年では、地方裁判所に係る民事訴訟事件の3割強が和解で終了しており、判決と並んで、民事訴訟事件処理の両輪とされる。

(土井真一 京都大学大学院教授 / 2007年)

出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報

世界大百科事典(旧版)内の和解の言及

【裁判】より

… ところで,一般に特定の事件の法的争点に結着を与えることは,第三者によって示された判断がそのまま当事者を拘束するものとして扱われるという,裁判に典型的な方式(裁定)によるほかに,次の方式によってもなされうる。すなわち,両当事者がある解決案(たとえば,一方が責任を認めてある額の賠償金を支払うといった)に同意し,この同意が以後当事者を拘束する最終的な決定として扱われるという方式(和解)である。そして,この和解が第三者の関与の下に行われ,かつ第三者が自己の判断を当事者に示し,または同意を促すという場合がある。…

【贖罪】より

…第2イザヤは〈神のしもべ〉と呼ぶ仲保的な存在の死を通して贖いが成ることを告げた(《イザヤ書》53章)。 そこでキリスト教においては,罪の赦(ゆる)しは終末的な神の自由な恵みであるとともに,キリストの十字架による一回的なできごとであるとし,これを〈贖い〉〈償い〉〈なだめ〉〈赦し〉〈解放〉〈和解〉などのさまざまの語で呼んでいる。英語のatonementは一体となること,reconciliationは交わりの回復を,ドイツ語のVersöhnungはなだめることを意味するが,これらはみな原意を離れ,十字架のできごとに結ばれて比喩化される。…

【内済】より

…もめごとなどを表沙汰にしないで解決すること。とくに江戸時代,和解することをいう。広義には裁判外の示談も内済というが,裁判上の内済は,奉行所の承認手続(済口聞届(すみくちききとどけ))を経ることによって判決(裁許(さいきよ))と同様の効力が与えられる。…

※「和解」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

タコノキ


12m7cm()...


コトバンク for iPhone

コトバンク for Android