唐物(読み)カラモノ

デジタル大辞泉 「唐物」の意味・読み・例文・類語

から‐もの【唐物】

 
1
2   

とう‐もつ〔タウ‐〕【唐物】

とうぶつ(唐物)
 

 
 

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「唐物」の意味・読み・例文・類語

から‐もの【唐物】

 

(一)  
(二) 
(一)[]使(882)
(二)(970999)
(三)()(1688)
(三) 
(一)[](1184)
(四) 


(1)使使使
(2)使
 

 

(一)   西
(一)[](903)
 
 

 

(一)   (  ) 
(一)[]   tǒmotmo()   (1593)
 

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

改訂新版 世界大百科事典 「唐物」の意味・わかりやすい解説

唐物 (からもの)


︿︿殿西2136321502

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

百科事典マイペディア 「唐物」の意味・わかりやすい解説

唐物【からもの】

 
︿()
 

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

山川 日本史小辞典 改訂新版 「唐物」の解説

唐物
からもの

中国などから舶載された物品の総称。本来は中国唐朝の物品というほどの意味だったが,唐の滅亡後も中国を唐とよんだように,明治期に至るまで舶来品の代名詞として使用された。ただし江戸時代には「とうぶつ」と読み,ヨーロッパなど中国以外からの輸入品をも意味した。なお時代によって,唐織物・唐物茶入・唐物点(からものだて)など特定の物品の略称としても用いられた。

出典 山川出版社「山川 日本史小辞典 改訂新版」山川 日本史小辞典 改訂新版について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「唐物」の意味・わかりやすい解説

唐物
からもの

 
 (︿)  () 使  

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

旺文社日本史事典 三訂版 「唐物」の解説

唐物
からもの

中国および諸外国から輸入された舶来品
古代には中国の織物類・香薬類などの輸入品を称したが,江戸時代以来ふつう「とうぶつ」と呼ばれ,中国品以外の西洋外来物をも呼んだ。明治時代はモスリン・毛織物などをいう。

出典 旺文社日本史事典 三訂版旺文社日本史事典 三訂版について 情報

世界大百科事典(旧版)内の唐物の言及

【唐物】より

…中国から舶載された品物の総称。これを唐物(とうぶつ)といったときは,中国以外の外国からの輸入品をも含む場合があり,〈とうぶつ〉は,江戸時代以後の表現である。唐物の用例は平安時代にさかのぼり,《源氏物語》若菜・上に,〈帝,東宮を初め奉りて心苦しく聞召しつつ蔵人所,納殿(おさめどの)のからものども多くたてまつらせ給へり〉などがあげられる。…

【唐絵】より

…平安時代以来,江戸時代にいたるまで用いられた絵画用語。本来は中国から輸入された物産・工芸品を唐物というのに対応して,中国渡来の絵画をさす言葉と思われるが,その用法は,各時代によって微妙に異なっている。平安時代においては,9世紀の後半から,それまで中国の風物のみを描いていた障屛画に日本の風景,風俗が描かれるようになると,それまでの中国的画題による障屛画との区別の必要が生じ,前者を倭絵(やまとえ),後者を唐絵と呼んだ。…

【茶道】より


1516退()()

【点前】より


(b)︿ (2) (3) (4)

【日宋貿易】より

…彼らは明州を拠点に,東シナ海を横断して博多付近に来着した。宋商人のもたらす貨物は唐物と称され,貴族たちに珍重された。それには香料・薬品類,顔料類,豹皮・虎皮などの皮革類,茶碗などの陶磁器,綾錦などの唐織物類,呉竹・甘竹など笛の材料,書籍,経典,筆墨などの文房具,さらにはオウム,クジャクなどの鳥獣までが含まれていた。…

【東山文化】より


(鹿)︿16 

【室町時代美術】より




 ︿()

※「唐物」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

タコノキ


12m7cm()...


コトバンク for iPhone

コトバンク for Android