国土（読み）コクド

デジタル大辞泉 「国土」の意味・読み・例文・類語

こく‐ど【国土】

 
1一国の統治権の及ぶ範囲の土地。領土。﹁国土を防衛する﹂
2 その国の土地。大地。﹁国土の開発﹂
3 ふるさと。郷土。
4 仏語。すべての生命あるものが住む所。
[補説]書名別項。→国土
[類語]邦土  

こくど【国土】［書名］

東野辺薫の小説。昭和16年（1941）東京日日新聞の懸賞小説に入選、同年「サンデー毎日」誌に掲載された、著者のデビュー作。

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精選版 日本国語大辞典 「国土」の意味・読み・例文・類語

こく‐ど【国土】

 

(一)〘 名詞 〙
 (二)① 一国の統治権の及ぶ地域。領土。
(一)[初出の実例]﹁我二万の夫人も要ならず。千の国土も又要ならず﹂(出典‥押小路家本今昔︵1120頃か︶一)
 (二)[その他の文献]︹漢書‐王莽伝下︺
 (三)② 土地。大地。
(一)[初出の実例]﹁山河異域、国土不レ同﹂(出典‥続日本紀‐神亀五年︵728︶正月甲寅)
 (四)③ ふるさと。郷土。
(一)[初出の実例]﹁令レ致二精誠一給候者、為二国土一為二門徒一、尤可レ為二本望一候﹂(出典‥金沢文庫古文書‐︵年未詳︶︵鎌倉後︶正月二〇日・俊海書状︵二・一四二九︶)
 (五)④ 仏語。一切の衆生の住する所。山河、大地などの国土世間︵器世間︶。
(一)[初出の実例]﹁諸仏の国土も又々如此し﹂(出典‥観智院本三宝絵︵984︶下)
  
 

くに‐つち︻国土︼

 

(一)〘 名詞 〙 大地。国。こくど。
(一)[初出の実例]﹁二(ふたはしら)の神是(ここ)に彼の嶋に降居(あまくたりま)して因りて共為夫婦(みとのまくはひ)して洲国(クニツチ)を産生(う)まむとす﹂(出典‥日本書紀︵720︶神代上︵水戸本訓︶)
  

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普及版 字通 「国土」の読み・字形・画数・意味

【国土】こくど

国の領土。

字通「国」の項目を見る。

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