地震波(読み)ジシンハ(英語表記)seismic wave

デジタル大辞泉 「地震波」の意味・読み・例文・類語

じしん‐は〔ヂシン‐〕【地震波】

地震の際、震源から四方に伝わる弾性波実体波P波(縦波)・S波横波)、表面波のL波・R波などがある。

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精選版 日本国語大辞典 「地震波」の意味・読み・例文・類語

じしん‐はヂシン‥【地震波】

 

(一)   沿
(一)[](1907︿)
 

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改訂新版 世界大百科事典 「地震波」の意味・わかりやすい解説

地震波 (じしんは)
seismic wave


︿︿︿︿P︿S1PSPSSHSVPS沿PSPSPS3T

 10010005444

 PSVSH100101010040300G

PSVSVPPPpPSPsPPpPsPS7.3km/s0SSSScSPPcPPKPSIJ

 PSScS

 100PPP104142Pshadow zonePKIKP

 QQωE1E1/QE/2πEQωtexpωt/2Q


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日本大百科全書(ニッポニカ) 「地震波」の意味・わかりやすい解説

地震波
じしんは
seismic wave

地震の発生により引き起こされた力学的擾乱(じょうらん)を伝える波で、弾性波とみなされる。地震波は実体波と表面波からなる。

 実体波は媒質内部を三次元的に伝わる波で、P波とS波の2種類がある。P波の伝わる速度はS波の伝わる速度より大きく、その割合はポアソン比によって変わる。地殻や上部マントルを構成する岩石のポアソン比は0.25くらいと考えられているが、このとき速度の比は1.73くらいである。実体波は地球内部の不連続面で反射・屈折を繰り返しつつ伝わっていく。

 実体波の伝わり方を観測することにより、地球内部でのP波やS波の速度分布を推定することができる。三次元的な速度分布の推定には、実体波トモグラフィーという手法が、広く使われている。これは、震源から放射された地震波が多数の観測点に到達する時間をデータとして用いて、地震波が通過した地球内部の各点での地震波速度を求める手法である。

 表面波は大別するとレイリー波とラブ波の2種類があり、浅い震源をもつ地震の場合、効果的に発生する。表面波は地表に沿って二次元的に伝わっていく波なので、実体波に比べて波動エネルギーの減衰の割合は小さい。表面波を使って地球内部の速度分布を推定することもできる。この場合、表面波トモグラフィーという手法が使われ、主として地球浅部の地震波速度構造の推定に用いられる。

 いずれのトモグラフィーの手法とも、多数の観測点でのデータが利用できるようになったことと、高速大容量コンピュータの出現により可能になった。

 震央から比較的離れた所で地震動を感じるとき、初めことことと小さく揺れ、次にがたがたと大きく揺れ、その後ゆらゆらとゆっくり揺れるのに気がつくことがある。これがそれぞれP波、S波、表面波に相当する。震央の近くでは、表面波は実体波のなかに混ざっているので識別は困難であり、一般にS波の振幅がいちばん大きい。遠方にいくにしたがい、表面波は減衰が少ないので最大動になってくる。

[山下輝夫]


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百科事典マイペディア 「地震波」の意味・わかりやすい解説

地震波【じしんは】

 
PS
 

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「地震波」の意味・わかりやすい解説

地震波
じしんは
seismic wave

 
PS沿PP57km/s 8km/s1314km/sSP 3 1S調  

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知恵蔵 「地震波」の解説

地震波

 
PS  
(   2007)
 

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世界大百科事典(旧版)内の地震波の言及

【地震】より


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