大学寮(読み)ダイガクリョウ

デジタル大辞泉 「大学寮」の意味・読み・例文・類語

だいがく‐りょう〔‐レウ〕【大学寮】

 
()()32  


おお‐つかさ〔おほ‐〕【大寮】

だいがくりょう(大学寮)

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「大学寮」の意味・読み・例文・類語

だいがく‐りょう‥レウ【大学寮】

 

(一)   718


(1)
(2)退
 

 

(一)   
(一)[]()()()︿()()()()()(720)
 

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

日本大百科全書(ニッポニカ) 「大学寮」の意味・わかりやすい解説

大学寮
だいがくりょう


()()()()()()()()()()使()()()()12()40030()()()()()5西()81316()9()6

 

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

改訂新版 世界大百科事典 「大学寮」の意味・わかりやすい解説

大学寮 (だいがくりょう)


112400230使202西13169
 

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

百科事典マイペディア 「大学寮」の意味・わかりやすい解説

大学寮【だいがくりょう】

式部省所属の令制官司。〈ふみやつかさ〉とも読む。大学は官吏養成のための最高教育機関。職掌は学生の教育と孔子を祭ること。職員は頭(かみ)・助(すけ)・大允(だいじょう)・少允・大属(だいさかん)・少属各1人。本科は明経(みょうぎょう)道を主とし,教官は博士1人・助博士2人,教養課程は音(おん)博士・書博士が各2人,ほかに算博士2人。→大宝律令養老律令
→関連項目勧学会

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

大学事典 「大学寮」の解説

大学寮
だいがくりょう
daigaku ryo(bureau)

律令制による中央官吏養成のための高等教育機関。式部省の管轄で,明経・進士・明法の3本科と算道・書道の2付随学科があった。教官の博士・助教のほかに,頭・助・允・属の4等官事務職員がいた。明経科学生400人,算生30人,書生若干名を教育した。大学寮への入学は5位以上の貴人の子弟,漢字を伝えたとされる渡来帰化人からなる史部の子孫,6位以下8位以上の官人の子孫で請願し許可された者で,いずれも13歳以上16歳以下の「聡令」なものが入学を認められた。就業年限は一定しないが,在学9年を越えてはならないこと,歳試(年終試)に3度落第しないこと,無断欠席を年100日以上しないことなどが定められ,違反者は退学となった。授業料は無償,のちに成績優秀者には給費も行われた。所定の学業を了え応挙試(卒業試験)に及第すると,式部省が施行する国家試験を受けて在官することができた。しかし実際には,一部の中下級官吏を養成するにとどまったとされる。
著者: 谷本宗生

出典 平凡社「大学事典」大学事典について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「大学寮」の意味・わかりやすい解説

大学寮
だいがくりょう

古代の官学である大学の運営にあたった役所。式部省に属した。頭 (長官) 以下の職員のほかに文章 (もんじょう) 博士,明経 (みょうぎょう) 博士などがおかれた。平安時代には明経,明法 (みょうぼう) ,文章,算の4道などが確立し,大学の全盛をみたが,藤原氏の勧学院などの大学別曹が次第に隆盛をきわめ,また学問を世襲する家学が出るに及んで衰えていった。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の大学寮の言及

【学位】より



沿
 

【大学別曹】より


宿宿

※「大学寮」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

タコノキ

タコノキ科の常緑高木。小笠原諸島に特産する。幹は直立して太い枝をまばらに斜上し,下部には多数の太い気根がある。葉は幹の頂上に密生し,長さ1〜2m,幅約7cmで,先は細くとがり,縁には鋭い鋸歯(きょし)...

タコノキの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android