失認(読み)シツニン(英語表記)agnosia

翻訳|agnosia

デジタル大辞泉 「失認」の意味・読み・例文・類語

しつ‐にん【失認】

《〈ドイツAgnosie》種々の感覚に異常がみられないのに、人や物を認識することができない状態。大脳皮質の障害によって起こる。

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精選版 日本国語大辞典 「失認」の意味・読み・例文・類語

しつ‐にん【失認】

 

(一)   ( [] Agnosie  ) 
(一)[]︿(1976︿)
 

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最新 心理学事典 「失認」の解説

しつにん
失認
agnosia

 


visual agnosia apperceptive visual agnosiaassociative visual agnosiaintegrative visual agnosia

 visual object agnosiapicture agnosiaprosopagnosialandmark agnosia

 

auditory agnosia pure word deafnesssensory amusia

 

tactile agnosia passive touchactive touch2agraphesthesia3astereognosisapperceptive tactile agnosiaassociative tactile agnosia

asomatognosia hemiasomatognosiaphantom limbautotopagnosiafinger agnosiaGerstmann syndrome

anosognosia Anton's syndrome   
   

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改訂新版 世界大百科事典 「失認」の意味・わかりやすい解説

失認 (しつにん)
agnosia


=

 N.Geschwind196217181922

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内科学 第10版 「失認」の解説

失認(大脳皮質障害の特徴)

 
3
agnosia
 
1
 姿
2
 
3
   

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「失認」の意味・わかりやすい解説

失認
しつにん
agnosia

視力,聴力,触力などの一次的な知覚機能に障害はないにもかかわらず,対象を把握できない認知の障害をいう。失行や失語 (→失語症 ) と同様に大脳の器質的損傷によって生じる。障害を受ける感覚の種類によって,視覚失認,聴覚失認,触覚失認などに分けられる。ほとんどの場合これらは互いに独立に生じる。視覚失認は,認知できない対象の相違によって,さらに物体失認,相貌失認,色彩失認,失読,空間失認などに区別される。

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世界大百科事典(旧版)内の失認の言及

【脳梗塞】より


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※「失認」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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