デジタル大辞泉 「家庭的」の意味・読み・例文・類語 かてい‐てき【家庭的】 ﹇形動﹈ 1 家庭生活に向いているさま。また、家庭を大事にするさま。﹁家庭的な人﹂ 2 家庭にいるように、うちとけてくつろぐことができるさま。﹁家庭的な雰囲気の宿﹂ 3 家庭に関するさま。﹁家庭的に不遇である﹂ [類語]アットホーム・ドメスティック・ファミリア・フレンドリー・打ち解ける・解け合う・馴染む・親しむ・心安い・水いらず・親しい・近しい・気安い・睦(むつ)まじい・親密・懇意・昵(じっ)懇(こん)・懇親・別懇・懇(ねんご)ろ・親愛・和気藹(あい)藹(あい)・仲良し・気が置けない・人なつこい・取っ付きやすい・懐こい・如才ない・調子がいい・なれなれしい・馴染み深い・つうつう・つうかあ・息が合う・反りが合う・反り・馬が合う・気が合う・肌が合う・琴(きん)瑟(しつ)相和す・打てば響く・意気投合・心を通わす・心が通う・胸襟を開く・腹を割る・心を開く・心を許す・気を許す・肝胆相照らす・心を交わす・心を以て心に伝う 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「家庭的」の意味・読み・例文・類語 かてい‐てき【家庭的】 (一)〘 形容動詞ナリ活用 〙 (二)① 家庭生活をするのに適しているさま。家庭向きであるさま。 (一)[初出の実例]﹁家庭的(カテイテキ)の婦女は家庭的の答へをする﹂(出典‥虞美人草︵1907︶︿夏目漱石﹀六) (三)② 家庭にいるようなうちとけた雰囲気であるさま。 (一)[初出の実例]﹁艦(ふね)は彼等の家であるのだ。従って艦の内の生活には家庭的(カテイテキ)趣味を加へて来るのである﹂(出典‥別天地︵1903︶︿国木田独歩﹀下) (四)③ 小さくまとまっているさま。こぢんまりしているさま。 (一)[初出の実例]﹁虫の音が聞えだした。足元で少しばかり鳴いている様な家庭的(カテイテキ)なものではない﹂(出典‥満韓ところどころ︵1909︶︿夏目漱石﹀四二) (五)④ 家庭に関わりのあるさま。家庭にありがちなさま。 (一)[初出の実例]﹁冷やかにこのありふれた家庭的(カテイテキ)悲劇を眺めてゐた﹂(出典‥玄鶴山房︵1927︶︿芥川龍之介﹀四) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例