宿紙(読み)シュクシ

デジタル大辞泉 「宿紙」の意味・読み・例文・類語

しゅく‐し【宿紙】

一度文字を書いて使用した紙をすき返して再生した薄墨色の紙。すくし。→薄墨紙紙屋紙かみやがみ

すく‐し【宿紙】

しゅくし(宿紙)

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精選版 日本国語大辞典 「宿紙」の意味・読み・例文・類語

しゅく‐し【宿紙】

 

(一)   ()
(一)[]宿(996)
 

すく‐し【宿紙】

  1. 〘 名詞 〙 反古(ほご)紙をすきかえして再生した紙。しゅくし。

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改訂新版 世界大百科事典 「宿紙」の意味・わかりやすい解説

宿紙 (しゅくし)


︿︿使︿︿7648︿︿︿︿宿使︿宿宿使宿

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「宿紙」の意味・わかりやすい解説

宿紙
しゅくし


()()()使


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世界大百科事典(旧版)内の宿紙の言及

【宿紙】より

…写経のほかさまざまな文書に用いられたが,もともとは故人をしのんでその生前に使った紙を漉き返して写経に用いたことが始まりといわれる。また鎌倉時代以降,天皇の側近に仕える蔵人(くろうど)が天皇の意を奉じて出す綸旨(りんじ)のことを,〈薄墨の綸旨〉と呼ぶのは,綸旨の用紙に宿紙を用いたためである。綸旨に限らず,もともと宿紙はおもに宮中で使われたので,紙屋院(かみやいん)で多く漉かれ,後に紙屋紙(かみやがみ)といえば宿紙のことをさすほどになった。…

【宿紙上下座】より


2宿宿()

【紙屋院】より


使宿宿宿 

【反古座】より


宿宿宿

【綸旨】より


使宿()宿 

【和紙】より


 宿宿

※「宿紙」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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