対外援助(読み)たいがいえんじょ(英語表記)foreign aid

翻訳|foreign aid

日本大百科全書(ニッポニカ) 「対外援助」の意味・わかりやすい解説

対外援助
たいがいえんじょ
foreign aid




 ()西西

 西

 
(1)
(2)
(3)


 

援助の種類

経済援助は、大きく民間ベースの援助と政府ベースの援助とに分けられる。

[相原 光]

民間ベースの援助

民間ベースの援助はNGO非政府組織)の援助活動が代表的なもので、個人、民間企業、宗教団体、場合によっては政府の外郭団体が資金、技術、教育などの分野で援助を行っている。援助の規模は政府ベースの援助が圧倒的に大きいが、民間の援助は、政府ベースでは実施が困難なきめの細かい援助の場合に効果的であると評価されている。

[相原 光]

政府ベースの援助

ODAODA

 調調調調調

 UNDPUNHCR

 

援助の動機・理念


調調

 

RF1971寿19821986

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「対外援助」の意味・わかりやすい解説

対外援助
たいがいえんじょ
foreign aid

第2次世界大戦中にある国から他の国,または国際的組織からある国に対して行われた援助が恒久化したもので,経済的な援助と軍事的な援助とに分けられる。実際には先進国から発展途上国に向けられる経済協力という意味で使われることが多い。経済協力開発機構 OECDの開発援助委員会 DACは先進国から発展途上国への資源の移転を「資金のフロー」という観点でとらえ,(1) 政府開発援助 (贈与,直接借款など) ,(2) その他政府資金の流れ (輸出信用,海外投資金融など) ,(3) 民間資金の流れ (海外投資,非営利団体による贈与) の3つに分けているが,これはむしろ経済協力の概念にあてはまるものである。厳密な意味での援助は,資源の一方的な移転,すなわち贈与または贈与に近い長期低利の借款に限られるべきだという意見が学者の間で有力であり,DACや国連でも次第にこのような限定をつける傾向にある。

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