デジタル大辞泉 「所在」の意味・読み・例文・類語 しょ‐ざい【所在】 1物事が存在する所。ありか。また、人が居る場所。﹁責任の所在をはっきりさせる﹂﹁犯人の所在は不明です﹂ 2 すること。行為。仕事。﹁所在がなくて退屈している﹂ 3 身分。地位。境遇。 ﹁―こそ出(でお)女(んな)なれ、お大名へも知られた関の小まんがてて親を﹂︿浄・丹波与作﹀ [類語]存在・既存・現存・実在・実存・現在・厳(げん)存(そん)・存立・存(そん)する・在(あ)る・居(い)る 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「所在」の意味・読み・例文・類語 しょ‐ざい【所在】 (一)〘 名詞 〙 (二)① ( ━する ) あること。存在すること。また、それがある所。ありか。すみか。 (一)[初出の実例]﹁時に新皇将門が前の陣、未だ敵の所在を知らざるを以て﹂(出典‥将門記︵940頃か︶) (二)﹁その分岐点に近い洲に所在したのが中書島遊廓である﹂(出典‥越前竹人形︵1963︶︿水上勉﹀一六) (三)[その他の文献]︹春秋左伝‐定公五年︺ (三)② ここかしこ。ところどころ。 (一)[初出の実例]﹁当二是時一、除二陸奥出羽一外、尽係二平氏所一レ管、所在源氏、皆為三人所二擯斥一﹂(出典‥日本外史︵1827︶二) (二)[その他の文献]︹後漢書‐陳蕃伝︺ (四)③ すること。しわざ。行為。ふるまい。 (一)[初出の実例]﹁しょくにんなれどゑぼし屋はお公家まじはり、上品たるしょざいにつれて気も至り﹂(出典‥浄瑠璃・烏帽子折︵1690頃︶三) (五)④ 地位や身分。境遇。職業。 (一)[初出の実例]﹁やらうはそのしょざいにてみをすぎ、ずいふんはなりふりをたしなみ﹂(出典‥評判記・難野郎古たたみ︵1666頃︶序) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
普及版 字通 「所在」の読み・字形・画数・意味 【所在】しよざい すみか。その場所。︹後漢書、陳伝︺時に零陵・桂陽の山、を爲す。~、上して之れに駮して曰く、~今二郡の民も、亦た陛下の赤子なり。赤子をしてを爲さしむるを致すは、豈に在の貪、其れをして然らしむるに非ざるか。 字通﹁所﹂の項目を見る。 出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報