施設（読み）シセツ

デジタル大辞泉 「施設」の意味・読み・例文・類語

し‐せつ【施設】

 
﹇名﹈(スル)
1 ある目的のために建物などをもうけること。また、その設備。﹁公共施設﹂
2 ﹁養護施設﹂﹁老人福祉施設﹂などの略。
[類語]設備・備える・備え付ける・しつらえる・設ける・設置・装備・装置・完備  

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精選版 日本国語大辞典 「施設」の意味・読み・例文・類語

し‐せつ【施設】

 

(一)〘 名詞 〙
 (二)① ( ━する ) こしらえ設けること。
(一)(イ) 計画、策略などを立てること。また、その計画。
(一)[初出の実例]﹁今や乃ち親臨、汝百官群臣を朝会し、大に施設するの方法を諮詢す﹂(出典‥百官群臣に国是を諮詢し給へる詔‐明治二年︵1869︶四月二〇日)
 (二)(ロ) ある目的のため、建物などの設備をすること。また、その設備。
(一)[初出の実例]﹁其施設繕修司令は自己の取捨に従ふことを得﹂(出典‥万国公法︵1868︶︿西周訳﹀二)
 (二)﹁罹災民救助に必要なる施設を為すを要す﹂(出典‥東京灰燼記︵1923︶︿大曲駒村﹀一一)
 (三)[その他の文献]︹史記‐呉起伝︺
 (三)② ﹁養護施設﹂﹁老人福祉施設﹂などの略。
  
 

せ‐せつ︻施設︼

 

(一)〘 名詞 〙 ( [梵語] prajñapti の訳。仮名とも訳する ) 仏語。真実の道理からすれば、事物は空(くう)であるが、世俗の慣用にしたがって仮にあるとされること。
(一)[初出の実例]﹁理開三身者、爾前迹門所二施設一﹂(出典‥三十四箇事書︵1200頃︶)
  

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普及版 字通 「施設」の読み・字形・画数・意味

【施設】しせつ

 
作る。︹世説新語、方正︺王丞相︵導︶女伎を作(な)さんとし、牀席を施設す。︵︶先に坐に在り、(よろこ)ばずして去る。王も亦た留めず。
字通﹁施﹂の項目を見る。
  

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