染色(読み)センショク(英語表記)dyeing

翻訳|dyeing

デジタル大辞泉 「染色」の意味・読み・例文・類語

せん‐しょく【染色】

 
()
1 使
2 
[]  

そめ‐いろ【染(め)色】

染料で染めた色。また、その色調。

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精選版 日本国語大辞典 「染色」の意味・読み・例文・類語

せん‐しょく【染色】

 

(一)  
(二) 
(三) (  ) 稿1900
(四) 
(一)[]︿(1951II ︿)
 

そめ‐いろ【染色】

  1. 〘 名詞 〙 染料に浸して染め出した色。染め上げた色。〔伊呂波字類抄(鎌倉)〕
    1. [初出の実例]「金子請取に参る時分、染色(ソメイロ)定紋書付て参るべし」(出典:浮世草子・傾城色三味線(1701)鄙)

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改訂新版 世界大百科事典 「染色」の意味・わかりやすい解説

染色 (せんしょく)
dyeing


綿綿使調使

退2000Tyrian purple綿131540Giovanni Ventura Rosetti使181856W.H.Mauve592

使使使



 綿18%Na2SO410H2O1040%120140綿3040綿OH湿便-s-110501050g/l3040綿15g/l456013g/l851001020使809018%13%1020%1:30406030309040%1ml/l0.5g/l0.51g/l調60801201323060pH3560%40505060%5080306060120

綿使CMC10調湿



T.VickerstaffG.H.Giles30

12DF

 DFDF

K

 μ0RTlnDφRTlnDσ

μ001atmDφDσmol/lRTμ0H0S0

3JCCaDDaxDDaFick12

1 substantivity

2 α-NH31112COO

3 CH2COOHNH2NHCONH2COOHFick

4 /1013cm2/s使100-3050kcal/mol-

5 2使

6 OH

使24μm調2040%0.52.0g/lC16C184o-12n-

綿12123



323910224424323︿

 4545調

603116647371364919664326686141248使456904693

 62230寿10調67686132使

 70332941調4061006510使使27524使37571殿4使

 2鹿9︿2

殿殿1863322241115調32002600380050028002300100055050010020206056002000

 147142389171012011081215418011283232160退1936

 1112姿姿調調12

 姿調



 ︿調

 ︿︿︿︿︿︿貿使

 

綿︿︿︿︿︿︿使

 139293840143027

貿

 調2

 貿貿1532-551573-911椿

 姿姿︿

貿12

 1688-17041686327884925︿鹿︿︿

 

 鹿鹿鹿鹿鹿鹿綿1624-441673-811804-1818503宿

1856W.H.622681107012Chemie75殿78西1855-1935
  


使沿

 

 1314退13781619


191412使便156

 使10尿使



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日本大百科全書(ニッポニカ) 「染色」の意味・わかりやすい解説

染色
せんしょく

染料を用いて物に色素を浸透、定着させることで、これは顔料を媒剤(ミディアム)によって物の表面に付着させることといちおう区別して考えられる。しかし、染色といわれているもののなかにも顔料やまたは染料を顔料のように扱って塗ったり摺(す)ったりプリントしたものは多く、染め・塗りといっても、その境界点の近くでは両者の区別は判然としないところもある。

[山辺知行]

起源


()()使

 

 ()()湿使substantive dyesvat dyesmordant dyes

 使()()()()


無地染め

無地染めは布または糸を一色に染めることで、これは染色の技術としてはむらなく染めるというだけのことで、それよりも、まず、いかに色を出すかということが問題である。とくに化学染料のように染料をあらかじめ調合して所望の色を出すことのできない天然染料では、たとえば藍(あい)と黄という二つ以上の色をあわせて緑をつくる場合には、一度下染めをして、その上に他の色をさらに上(うわ)がけしなければならないし、一つの色でも染料に浸す回数、すなわち浴数によって色の濃淡の差が出てくるので、色をあわせることはむずかしい。天然染料を用いるとき、所望の濃度をつくる場合、日本でも紫や茜(あかね)、紅(べに)、藍などの濃色を得るためには、十数回から数十回の浴染が行われた。ことに染色技術の進んでいない時代や場所では想像に絶するほどの時間がこれに費やされた。バリ島のテンガナンでは濃褐色に仕上げるのに5年かかったといい、東フロレスでは10年もかかったという。北スマトラのバタック人の木綿(もめん)布は藍染めでさえ1年から2年を要したといわれる。このようにして薄色を何度も重ねて染めたところに暖かみと厚みのある天然染料独特の色合いが生まれたのであって、天然染料の色のよさの一つが、ただそれを用いたというだけでなく、これをいかに扱うかという点に大きな原因があるのはいうまでもないことである。

[山辺知行]

模様染め


()()

 ()()()()

 


圧力による防染



 plangitritikbandhana綿綿綿()綿()()()()()()綿()()()

 ()2()()2

 113()


防染剤の付着による防染

()()1 ()batik西tjanting()()19tjap

 ()

2 綿

 ()()()()()()綿()

 

 18

 1

 marble printing


現代の染色


使()使

 


被染物と染料

1綿調80使()()()2AS2使便使()

2pH

 使

3使()100

 


染色方法

()()()()()

 調()()()()()()

 ()

 ()()()()

 ()


染色の準備

湿



西198319791201982

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百科事典マイペディア 「染色」の意味・わかりやすい解説

染色【せんしょく】

 
 2000使719 ()()()()  

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化学辞典 第2版 「染色」の解説

染色
センショク
dyeing, staining


dyeing()()()staining-

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「染色」の意味・わかりやすい解説

染色
せんしょく

染料を織物の繊維のなかに浸透させてその織物に模様などを染めつける技法。織物の上に型紙または印型を載せて染める捺染法と,織物に染料が付着しないように糊やろうなどで文様部分を防染して,染料に浸す浸染,型の間に織物をはさんで染料を注入する板締法などの基本的染色法があり,それぞれ細かい技法に分れた特殊な染色法や機械による染色法がある。それによって織物の素材がもっていない色を与えて,美的効果を高めることを目的としている。染色の起源はおそらく織物の起源と同じくらいに古いと思われるが,具体的な記録や実例によって確かめられるのは,エジプトやメソポタミアの古代王国からである。1世紀のローマのプリニウスの『博物誌』には多くの染料についての記載をみるが,ヨーロッパにおいてそれ以後に染色について記した本はイタリアの『染色技術書』で,1429年に初めてベネチアで出版され,広くヨーロッパ各国に伝えられた。染色技法も 16世紀には型染,抜染,防染が広く普及し,18世紀には機械によるロール捺染も行われるようになった。特に 19世紀は化学の急速な発達によって,各種の化学染料が開発され,従来の動植物,鉱物染料の色の幅を大きく広げ,織物工業の発達と相まって,染色工芸が一段と高度なものになった。

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普及版 字通 「染色」の読み・字形・画数・意味

【染色】せんしよく

染物。

字通「染」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

世界大百科事典(旧版)内の染色の言及

【着物】より

…しかし現在一般に着物という場合は,和服のなかでも羽織,襦袢(じゆばん),コートなどをのぞく,いわゆる長着(ながぎ)をさすことが多い。これは布地,紋様,染色に関係なく,前でかき合わせて1本の帯で留める一部式(ワンピース)のスタイルのもので,表着(うわぎ)として用いる。以下〈着物〉の語はおもに長着をさして使う。…

※「染色」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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