デジタル大辞泉 「栗羊羹」の意味・読み・例文・類語 くり‐ようかん〔‐ヤウカン〕【×栗羊×羹】 小豆の練り羊羹の中に、蜜煮の栗を散らして入れたもの。また、裏ごしした栗あんだけで作った羊羹。《季 秋》 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「栗羊羹」の意味・読み・例文・類語 くり‐ようかん‥ヤウカン【栗羊羹】 (一)〘 名詞 〙 (二)① 蒸した栗の実を臼でつぶし、小豆を入れないで栗の実だけで作った羊羹。香味がある。長野県小布施町の名物。 (三)② 赤小豆の練羊羹に、蜜に漬けた栗の実を散らし混ぜて作った菓子。 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
日本大百科全書(ニッポニカ) 「栗羊羹」の意味・わかりやすい解説 栗羊かんくりようかん クリを材料とした羊かん全般をいう。昔は栗かんといい、料理の口取りに使われた。寒天を煮溶かし、砂糖と少量の塩を加え、これにクリの実をすりつぶして混ぜ、さらに煮詰めて槽(ふね)に流してこしらえた。練り羊かんとしての栗羊かんは、1819年︵文政2︶に信州︵長野県︶小布施(おぶせ)の桜井武右衛門により創作された。普通、栗羊かんといえば、小倉餡(おぐらあん)仕立ての棹物(さおもの)に蜜煮(みつだ)きした栗粒を混ぜたもので、千葉県成田名物米屋(よねや)の栗羊かんや木曽(きそ)路の旧須原宿植田屋の栗羊かんなどがそれだが、小布施の栗羊かんはクリだけを用いた最高級の練り羊かんである。一方、栗蒸し羊かんには岐阜県中津川市の﹁山路﹂がある。木曽路の石畳に見立てた100%クリ製の上菓子で、姿のいい棹物になっている。 ﹇沢 史生﹈ [参照項目] | 羊かん 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
日本の郷土料理がわかる辞典 「栗羊羹」の解説 くりようかん【栗羊羹】 ➀栗の甘露煮が入ったあずきの練りようかん。 ➁栗をゆでて裏ごしし、砂糖を加えて火にかけ練って作ったあんに、寒天を加えて固めた菓子。栗の名産地である長野・小布施の名物菓子。 出典 講談社日本の郷土料理がわかる辞典について 情報
和・洋・中・エスニック 世界の料理がわかる辞典 「栗羊羹」の解説 くりようかん【栗羊羹】 ①栗の甘露煮が入ったあずきの練りようかん。 ②栗をゆでて裏ごしし、砂糖を加えて火にかけ練って作ったあんに、寒天を加えて固めた菓子。栗の名産地である長野・小布施の名物菓子。 出典 講談社和・洋・中・エスニック 世界の料理がわかる辞典について 情報