デジタル大辞泉 「洗い上げる」の意味・読み・例文・類語 あらい‐あ・げる〔あらひ‐〕【洗い上げる】 ﹇動ガ下一﹈﹇文﹈あらひあ・ぐ﹇ガ下二﹈ 1 洗いおわる。﹁山のような洗濯物を―・げる﹂ 2 十分に洗う。洗い立てる。﹁まっ白に―・げる﹂ 3 残すところなくすっかり調べ上げる。﹁容疑者の身元を―・げる﹂ [類語]流す・濯(ゆす)ぐ・濯(すす)ぐ・晒す・洗う・洗い立てる・洗い直す 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「洗い上げる」の意味・読み・例文・類語 あらい‐あ・げるあらひ‥【洗上】 (一)〘 他動詞 ガ下一段活用 〙 [ 文語形 ]あらひあ・ぐ 〘 他動詞 ガ下二段活用 〙 (二)① すっかり洗い終える。十分に洗う。また、汚れをすっかり取り除く。 (一)[初出の実例]﹁女、家に入れて、あらひあげて、いとほしさにこそあひにけれ﹂(出典‥今鏡︵1170︶一七) (二)﹁お心をお改めさせ、洗上げた元の武士にして﹂(出典‥歌舞伎・五大力恋緘︵1793︶三幕) (三)② 残すところなく完全に示す。また、身もとや事情などをすっかり調べ上げる。 (一)[初出の実例]﹁頼み上げますと洗ひ上げたる心の誠、真実見えて道理なり﹂(出典‥浄瑠璃・本朝二十四孝︵1766︶一) (二)﹁細かな欠点まで一々意地悪く洗ひあげて﹂(出典‥今年竹︵1919‐27︶︿里見弴﹀あやめの客) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例