…関東大震災のとき,その凌雲閣は8階部分から折れ,浅草の大部分は焼失したにもかかわらず,浅草寺本堂以下の堂宇が焼け残ったことから,その霊験を信ずる人々と,六区の活動写真館街にくり出す人々で,昭和前期の浅草は身動きもできない雑踏の中にあった。このころの歓楽の町浅草の様子は川端康成の《浅草紅団(くれないだん)》(1930)によく描かれている。【小木 新造】。…
※「浅草紅団」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
タコノキ科の常緑高木。小笠原諸島に特産する。幹は直立して太い枝をまばらに斜上し,下部には多数の太い気根がある。葉は幹の頂上に密生し,長さ1〜2m,幅約7cmで,先は細くとがり,縁には鋭い鋸歯(きょし)...
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