デジタル大辞泉 「清清しい」の意味・読み・例文・類語 すがすがし・い【▽清▽清しい】 ﹇形﹈﹇文﹈すがすが・し﹇シク﹈ 1 さわやかで気持ちがいい。﹁―・い朝の大気﹂﹁―・い表情﹂﹁―・い行為﹂ 2 ためらいがなく思い切りがよい。 ﹁猶つつましうて、―・しうも思ひ立たず﹂︿和泉式部日記﹀ 3 滞らずに事が運んでいる。 ﹁たゆたひつつ―・しくも出で立たぬほどに﹂︿源・玉鬘﹀ [派生]すがすがしげ﹇形動﹈すがすがしさ﹇名﹈ [類語]気持ちよい・快い・快・快感・快楽・心地よい・痛快・小気味よい・爽快・壮快・快適・楽・カンファタブル・さわやか・清新・清爽・晴れやか・晴れ晴れ・さっぱり・楽しい・うはうは・ほくほく・笑いが止まらない・嬉しい・喜ばしい・欣(きん)快(かい)・愉快・嬉(き)嬉(き)・欣(きん)欣(きん)・欣(きん)然(ぜん)・満悦・御機嫌・朗らか・明朗・陽気・明るい・気さく・快活・楽天的・上機嫌・晴れ晴れしい・ぴちぴち・生き生き・活発・からり・根(ねあ)明(か)・心が躍る・心が弾む・心を躍らせる 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「清清しい」の意味・読み・例文・類語 すがすが‐し・い【清清】 (一)〘 形容詞口語形活用 〙 [ 文語形 ]すがすがし 〘 形容詞シク活用 〙 (二)① さわやかで気持がよい。さっぱりとしている。 (一)[初出の実例]﹁爾に須賀(すが)の地に到り坐して詔りたまひしく、﹃吾此地に来て、我が御心須賀須賀斯(スガスガシ)﹄とのりたまひて﹂(出典‥古事記︵712︶上) (二)﹁身の有様の、若くより、殊にすがすがしからず﹂(出典‥成尋阿闍梨母集︵1073頃︶) (三)② みれんやためらいなしに思い立つさま。抵抗や障害を感じないさま。思いきりがよい。 (一)[初出の実例]﹁殿上なども、思う給へかけながら、すかすかしうは、えまじらひ侍らざめると申す﹂(出典‥源氏物語︵1001‐14頃︶帚木) (四)③ 物事の進行がすらすらと滞ることのないさまである。 (一)[初出の実例]﹁まかでさせ給へと聞こえさせ給ひしかば、こよひは余りすがすがしうやと聞こえたるを﹂(出典‥源氏物語︵1001‐14頃︶真木柱) 清清しいの派生語 すがすがし‐げ (一)〘 形容動詞ナリ活用 〙 清清しいの派生語 すがすがし‐さ (一)〘 名詞 〙 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例