潰瘍性大腸炎(読み)カイヨウセイダイチョウエン

デジタル大辞泉 「潰瘍性大腸炎」の意味・読み・例文・類語

かいようせい‐だいちょうえん〔クワイヤウセイダイチヤウエン〕【潰瘍性大腸炎】

 
UCulcerative colitis  

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

内科学 第10版 「潰瘍性大腸炎」の解説

潰瘍性大腸炎(腸疾患)

 

 Crohninflammatory bowel diseaseIBD

8-5-7 8-5-88-5-98-5-10

 CrohnCrohn20

 12212600112529
 

 Paneth8-5-20crypt abscessCrohn
 

1
 便便便便便QOL便
2 
穿

1便 
Clostridium difficile便CD
2 

3 
Crohn8-5-218-5-22穿
4X 
穿
5X 


 調8-5-11

 CrohnCrohn便CrohnCrohnCrohn 便 便便

1
 aXcm穿
 bCrohn
 ccolitic cancer便71212010%
2
 

1
 
2
 10

1 

28-5-12 
TNF-α-調
3
 穿Hartmann 

調IBD 201010調2222  

出典 内科学 第10版内科学 第10版について 情報

家庭医学館 「潰瘍性大腸炎」の解説

かいようせいだいちょうえん【潰瘍性大腸炎 Ulcerative Colitis】

 
便
[]
 1020便
 便

 
 1
 便

 
 穿
 
[]
 
[]
 
 
 
 

[]
 

 

 使使
 555使
 使6使

 穿
   

出典 小学館家庭医学館について 情報

六訂版 家庭医学大全科 「潰瘍性大腸炎」の解説

潰瘍性大腸炎
かいようせいだいちょうえん
Ulcerative colitis
(食道・胃・腸の病気)



 ()()便()20305060

 


 ()


 便便()()()()


 

 調


 5­使

 使

 10


 

 

 ,  

出典 法研「六訂版 家庭医学大全科」六訂版 家庭医学大全科について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ) 「潰瘍性大腸炎」の意味・わかりやすい解説

潰瘍性大腸炎
かいようせいだいちょうえん


19702050()()

 便便尿穿()()

 便X

 5-ASA10()


出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

改訂新版 世界大百科事典 「潰瘍性大腸炎」の意味・わかりやすい解説

潰瘍性大腸炎 (かいようせいだいちょうえん)
ulcerative colitis

大腸の,主として粘膜と粘膜下層に炎症がみられ,しばしば糜爛(びらん)や潰瘍を形成する特発性非特異性の瀰漫(びまん)性炎症性疾患。30歳以下の成人に多いが小児や50歳以上のものにもみられ,しばしば慢性となり,悪化と軽快をくり返す。欧米でいう特発性直腸結腸炎idiopathic proctocolitisは本症を指す。病因は,細菌やウイルスなどの感染説,酵素障害説,食餌アレルギー説,自己免疫説,心身症説,遺伝素因説などがあるが,決定的なものはない。頻度は欧米人に多い疾患で,人口10万人につき有病率は42~80人,発生率2.3~6.5人,日本では有病率1.3~1.8人,発生率0.2~0.3人である。好発年齢は20歳代で,30歳を超えると漸減していき,55~60歳にもう一つの小さなピークがある二峰性で,都市部や食生活の欧米化が進んだ地域に頻度が高い。病変は通常直腸に始まり,多くは結腸にひろがり全結腸に及ぶ例もある。罹患部位により直腸炎型,左側大腸炎型,全大腸炎型,右側または区域性大腸炎型に,また病状の経過によって初回発作型,急性電撃型,慢性持続型,再燃緩解型などに分けられる。症状は,ときに急激な発熱と粘血便で起こることもあるが,多くは潜行的に発症し,持続的または反復的な粘血・血便,ついで下痢と腹痛を訴える。重症例では1日10~30回の下痢,腹痛,しぶり,発熱,食欲不振,赤沈値上昇,白血球増加,低タンパク血症,貧血を呈し,ときに中毒性巨大結腸症,腸穿孔(せんこう),腸大出血などの合併症を伴う。長期罹患例で癌化することもある。診断は,症状からの判断と大腸内視鏡検査,大腸X線検査,腸生検などによる。治療はおもに内科的療法で,サラゾスルホピリジン,5-アミノサリチル酸,副腎皮質ステロイドホルモン,免疫抑制剤が用いられるが,ときに腸切除術や回腸肛門吻合術兼回腸囊形成術などの外科的療法が行われる。死亡率は日本では1~2%である。
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

知恵蔵mini 「潰瘍性大腸炎」の解説

潰瘍性大腸炎

大腸の粘膜にびらん(ただれ)や潰瘍ができる大腸の炎症性疾患のこと。原因不明で、1973年、旧厚生省より特定疾患に指定された。おもに粘血便や下痢から自覚することが多いが、重症化すると、発熱、体重減少、腹痛、貧血などの症状を現す。米国での罹患数は約100万人。日本では、平成21年度の患者数は約11万人で、毎年およそ8000人程度増加している。発症年齢のピークは男性で20~24歳、女性では25~29歳だが、それ以外の年齢層の患者も増えている。一時的に良くなっても再発しやすいことが特徴。治療は薬物による内科的治療を主とするが、重症の場合は外科的治療となることもある。2012年9月、自民党新総裁に選出された安倍晋三元総理も総理時代に罹患した。

(2012-09-28)

出典 朝日新聞出版知恵蔵miniについて 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「潰瘍性大腸炎」の意味・わかりやすい解説

潰瘍性大腸炎
かいようせいだいちょうえん
ulcerative colitis

 
30便便退  

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

栄養・生化学辞典 「潰瘍性大腸炎」の解説

潰瘍性大腸炎

 
 便  

出典 朝倉書店栄養・生化学辞典について 情報

今日のキーワード

タコノキ

タコノキ科の常緑高木。小笠原諸島に特産する。幹は直立して太い枝をまばらに斜上し,下部には多数の太い気根がある。葉は幹の頂上に密生し,長さ1〜2m,幅約7cmで,先は細くとがり,縁には鋭い鋸歯(きょし)...

タコノキの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android