王城（読み）オウジョウ

デジタル大辞泉 「王城」の意味・読み・例文・類語

おう‐じょう〔ワウジヤウ〕【王城】

 
帝王の居住する城。王宮。また、その所在地。
[類語]皇居・御所・宮城・宮中・内裏・王宮・宮殿・宮廷・離宮・禁中・禁裏・畏き辺り・大内山・雲上・雲の上・九(ここ)重(のえ)・行(あん)宮(ぐう)  

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精選版 日本国語大辞典 「王城」の意味・読み・例文・類語

おう‐じょうワウジャウ【王城・皇城】

 

(一)〘 名詞 〙
 (二)① 帝王の住む城。皇居。内裏(だいり)。
(一)[初出の実例]﹁天智天皇、寺つくらむの御願あり。此時に王城は近江の国大津の宮にあり﹂(出典‥観智院本三宝絵︵984︶下)
 (二)﹁重て勅に︿略﹀早く皇城の南面の諸門の額を可書しと﹂(出典‥今昔物語集︵1120頃か︶一一)
 (三)② 皇居のある所。都。帝都。
(一)[初出の実例]﹁神の駆者(みさき)の現ずるは、︿略﹀王城響かいたうめる鬢頬(びづら)結ひの、一童や﹂(出典‥梁塵秘抄︵1179頃︶二)
 (二)﹁京の町も、様々の年の暮、初春の哥案じけるなど、流石(さすが)王城(ワウジャウ)の風俗なれ共﹂(出典‥浮世草子・日本永代蔵︵1688︶五)
 (三)[その他の文献]︹張衡‐東京賦︺
  

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普及版 字通 「王城」の読み・字形・画数・意味

【王城】おうじよう（わうじやう）

みやこ。唐・杜甫〔新安の吏〕詩　中男は(はなは)だ短小なり　何を以てか王を守らん

字通「王」の項目を見る。

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