デジタル大辞泉 「生気」の意味・読み・例文・類語 せい‐き【生気】 1いきいきとした感じ。活気。﹁生気のない顔﹂﹁生気がよみがえる﹂ 2 万物を育てる自然の力。 [類語]活気・元気・血気・景気・精気・神気・鋭気・壮気・覇気・威勢・活力・精力・気力 しょう‐げ︹シヤウ‐︺︻生気︼ 1陰(おん)陽(よう)道(どう)でいう吉の方角。正月を子(ね)として十二支を順次に12か月に配当し、これを八(はっ)卦(け)の方位に当てて、その人のその年の吉凶を定める。生気の方(かた)。 2 ﹁生気の色﹂の略。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「生気」の意味・読み・例文・類語 しょう‐げシャウ‥【生気】 (一)〘 名詞 〙 ( ﹁しょう﹂﹁け﹂はそれぞれ﹁生﹂﹁気﹂の呉音 ) (二)① 正月は子、二月は丑というように、各月ごとにその方角に存在すると考えられた、気を生じるはたらき。治療を受けるときや、服薬のときにそれがある方角︵生気方︶を向くとよいとされた。せいき。 (一)[初出の実例]﹁又云推月生気法。正月在子 死気在午 二月在丑 死気未︿略﹀右、向生気所在、可服薬。莫向死気﹂(出典‥医心方︵984︶二) (三)② 八卦忌(はっけいみ)の吉方の一つ。遊年(ゆねん)の卦(か)の、上段の陰陽を変えたもの。たとえば、遊年が離なら生気は震。 (一)[初出の実例]﹁生気伐木可忌。養者奴婢立舎大吉﹂(出典‥陰陽雑書︵平安末︶三一) (二)﹁女院着二御吉方御衣一 御生気方色青也﹂(出典‥公衡公記‐昭訓門院御産愚記・乾元二年︵1303︶五月九日) (三)[その他の文献]︹五行大義‐五・二三・二・論人遊年年立︺ (四)③ 北斗七星の一つで、福星の貪狼星をいう。この星にめぐりあうときは吉とされる。︹欽定協紀弁方書‐二・本原二・小遊年変卦︺ (五)④ 九星占いでいう、生まれ年の九星五行に、相生してくる九星五行のある方位。大吉の方角。たとえば、八白土星の人は九紫火星。 せい‐き︻生気︼ (一)〘 名詞 〙 (二)① 万物を生長発育させる自然の気。また、いきいきした勢い。若々しく充実した気力。活気。しょうき。 (一)[初出の実例]﹁強陽気は生気也﹂(出典‥清原国賢書写本荘子抄︵1530︶七) (二)﹁生気(セイキ)さかんならでは胎をなすこと能はず﹂(出典‥授業編︵1783︶一) (三)[その他の文献]︹礼記‐月令︺ (三)② ⇒しょうげ︵生気︶ しょう‐きシャウ‥【生気】 〘 名詞 〙 =せいき(生気)①[初出の実例]「新嘗会白黒二酒科〈略〉熟後以二久佐木炭三升一〈採二御生気方木一〉和二合一甕一」(出典:延喜式(927)四〇)「産屋は生気(シャウキ)と申て五十日忌む」(出典:米沢本沙石集(1283)一) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
普及版 字通 「生気」の読み・字形・画数・意味 【生気】せいき いきいきとした力。︹世説新語、品藻︺季︵(わ)︶云ふ、頗・相如、千載の上(むかし)の死人と雖も、懍懍(りんりん)として恆に生氣るが如し。 字通﹁生﹂の項目を見る。 出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
世界大百科事典(旧版)内の生気の言及 【気】より …そのコースを︿地脈﹀という。風水説では,この地脈を︿竜﹀とよび,そのなかでも生気のわだかまる所を特に︿穴﹀とよび,そこに墓を営むと生気が死者の肉体を媒介にして子孫に感応し,その家は栄えるという。このように大地は,気というエネルギーに充たされた,一個の巨大な生命体と考えられていたのである。… ※「生気」について言及している用語解説の一部を掲載しています。 出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」