出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
…症候論的診断とは,患者の訴える病歴と症状,医師が自分の感覚(視診,触診,聴診,打診など)と簡単な道具(体温計や血圧計,聴診器など)を用いて得た情報から,これまでに知られて記載されている病気のどれに一致するかを判断する(もし一致するものがなければ,それは新しい病気として報告され記載される)。判断すべき情報が症状や所見のレベルにのみとどまり,その組合せとしてのみ構成されているとき,症候群syndromeと呼ばれる。症候論的診断が臨床的診断と呼ばれるのは,患者を診察した場所で,とりあえずつけられる判断であるからである。…
※「症候群」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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