デジタル大辞泉 「発想」の意味・読み・例文・類語 はっ‐そう〔‐サウ〕【発想】 ﹇名﹈(スル) 1 物事を考え出すこと。新しい考えや思いつきを得ること。また、その方法や、内容。﹁発想を切り換える﹂﹁先入観を捨てて発想する﹂ 2 芸術作品など、表現のもとになる考えを得ること。﹁現実の事件から発想した小説﹂ 3 音楽で、楽曲のもつ気分や情緒を緩急・強弱などによって表現すること。 [類語]着想・思いつき・着意・発意・思いつく・考えつく・ひらめく・思い浮かぶ 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「発想」の意味・読み・例文・類語 はっ‐そう‥サウ【発想】 (一)〘 名詞 〙 (二)① ( ━する ) 思想や感情などをある形に構成して表現すること。また、その構成した考え。 (一)[初出の実例]﹁さういふところから、片恋や失恋をことの初めに考へ、うらみわびの心をさきに発想して﹂(出典‥日本の橋︵1936︶︿保田与重郎﹀) (三)② ( ━する ) どう取り扱い、どうまとめるかという考えが浮かぶこと。また、その考えのもとになる思いつき。 (一)[初出の実例]﹁どういふ発想からかういふ歌が生れたか﹂(出典‥西行︵1942︶︿小林秀雄﹀) (四)③ 音楽で、楽曲のもつ気分を的確に表現するための演奏の緩急や強弱など。→発想記号。︹音楽字典︵1909︶︺ 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例