祖先崇拝(読み)ソセンスウハイ(英語表記)ancestor worship

デジタル大辞泉 「祖先崇拝」の意味・読み・例文・類語

そせん‐すうはい【祖先崇拝】

祖先や祖霊に対する信仰。子孫や一族の加護を祈るのが一般的形態。その集団の結束を固めるのにも役立つ。日本をはじめ、東アジアアフリカ・古代ヨーロッパなどに見られる。

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精選版 日本国語大辞典 「祖先崇拝」の意味・読み・例文・類語

そせん‐すうはい【祖先崇拝】

 

(一)   
(一)[](1907︿)
 

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改訂新版 世界大百科事典 「祖先崇拝」の意味・わかりやすい解説

祖先崇拝 (そせんすうはい)
ancestor worship


︿︿︿︿︿︿︿︿

 ︿︿︿︿︿︿︿︿︿

1︿︿︿︿︿ab︿c

2︿︿︿patrilineal descentpatri-filiation︿︿︿︿︿︿︿

3︿Meyer Fortes︿︿Maurice Freedman︿memorialismveneration of the known dead

4︿

53︿Robert J.SmithAncestor Worship in Contemporary Japan1974調
 

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「祖先崇拝」の意味・わかりやすい解説

祖先崇拝
そせんすうはい




 ()

 西

 

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百科事典マイペディア 「祖先崇拝」の意味・わかりやすい解説

祖先崇拝【そせんすうはい】

 
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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「祖先崇拝」の意味・わかりやすい解説

祖先崇拝
そせんすうはい
ancestor worship

 
沿  

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山川 日本史小辞典 改訂新版 「祖先崇拝」の解説

祖先崇拝
そせんすうはい

家族・部族・民族の祖先を神として崇(あが)め祭り,その加護を祈ること。本来は死霊に対する畏怖と敬愛の感情からうまれた呪術(じゅじゅつ)的な色彩の濃い,自然発生的な信仰であった。祖先とは死者一般をいうのではなく,社会的に正統とみられた子孫をもって,はじめて「祖先」として祭られる。日本の祖先崇拝は,弥生時代の稲作農業の開始と氏族制度が,その習俗成立のうえで重要な役割をはたした。中世以後,荘園や郷村での産土神(うぶすながみ)が,荘民や村民によって祖神と考えられたが,近世にはさらにその範囲が広げられ,すべての神社が祖先崇拝の結果の産物である,と意識されるようになった。こうした見解には孝を中心とする儒教倫理の影響が考えられる。一方,仏教の輪廻(りんね)の説が日本人の霊魂観と結びついたとされる追善供養は,個々の家の祖先崇拝的機能をもつようになった。

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世界大百科事典(旧版)内の祖先崇拝の言及

【宗教】より

…またこの聖と俗の重層的な互換性は,現実の必要に応じていくらでも霊験あらたかな流行神(はやりがみ)をつくりだす庶民の宗教的創意性の根拠をなしている一方,それらの神々をまつることによって家内安全,身体健康,病気平癒などの即効的な現世利益を求める庶民の信心の内容をもよく説明するものである。
[祖先崇拝]
 最後に日本人の宗教に関する第3の特徴は,人は死んで先祖になり,やがて神になるということを自然に信じてきたということである。日本列島の70%以上は山と森におおわれ,各地に庶民の信仰の対象とされる数多くの聖なる霊山が点々と存在しているが,この宗教的風土こそは日本人の祖先崇拝の重要な母体であった。…

【祖霊】より


宿2

【中国思想】より


︿

※「祖先崇拝」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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