出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
…江戸時代に蘭学者によって西洋の自然科学,具体的にはオランダ語のNatuurkundeの訳語として用いられた言葉で,後に明治初年にいたって物理学を意味するようになった。〈窮理〉とは,もともと易の説卦伝に由来し,朱子によって学者の修養法として強調されたもので,事物についてその理を窮めるという方法を指した。蘭学者たちはみずからの学問を権威づけるために,当時の正統儒教であった朱子学から〈窮理〉なる語を借用したのである。…
…(6)認識論 事物に宿る理を追求すること。〈窮理〉または〈格物致知〉という。しかし,ヨーロッパ的な認識論とは異なり,一事一物の窮理を積み重ねてゆくと,突如〈豁然貫通(かつぜんかんつう)〉(一種のさとり)が訪れるという。…
※「窮理」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
6/17 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
5/20 小学館の図鑑NEO[新版]昆虫を追加
5/14 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
4/12 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
4/12 デジタル大辞泉を更新