竹紙(読み)チクシ

デジタル大辞泉 「竹紙」の意味・読み・例文・類語

ちく‐し【竹紙】

 
1
2   

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「竹紙」の意味・読み・例文・類語

ちく‐し【竹紙】

 

(一)  
(二) 
(一)[](1944︿)
(三) ()
(一)[]︿(1709)
 

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

改訂新版 世界大百科事典 「竹紙」の意味・わかりやすい解説

竹紙 (ちくし)


50661.5m100︿810

 


出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ) 「竹紙」の意味・わかりやすい解説

竹紙
ちくし

多くの国語辞書には、「竹の幹の内面にある薄い皮膜、またはこれに似た薄い鳥の子紙、雁皮紙(がんぴし)、あるいは唐紙の異称」と説明されているが、用例が見当たらない。731年(天平3)の『正倉院文書』に初出する竹幕紙(ちくまくし)が竹紙と同じものであるとすれば、中国や台湾で抄造される竹の繊維を原料とした紙と解される。明(みん)の宋応星(そうおうせい)著『天工開物(てんこうかいぶつ)』(1637)には、殺青(さっせい)(汗青(かんせい))と称して竹紙の製法が詳述されている。

[町田誠之]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

図書館情報学用語辞典 第5版 「竹紙」の解説

竹紙

若竹の繊維を原料に漉かれた中国製の紙.晋唐の時代に始まり,明時代の印刷に多く用いられた.虫には強いが,折りに弱く,あまり丈夫ではない.日本では,江戸の中期以降に書画に用いられた.

出典 図書館情報学用語辞典 第4版図書館情報学用語辞典 第5版について 情報

普及版 字通 「竹紙」の読み・字形・画数・意味

【竹紙】ちくし

竹のすき紙。

字通「竹」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

世界大百科事典(旧版)内の竹紙の言及

【紙】より

… 粗末な紙の材料には麦や稲の茎を使用したが,これらは〈土紙〉とか〈火紙〉などと呼ばれた。中国では後世〈竹紙〉がかなり広く使用されたが,この製法がいつごろ始まったかにはかなり問題がある。南宋の趙希(ちようきこく)の《洞天清録集》には,二王(王羲之,王献之)の真跡は多く会稽の竪紋竹紙に書かれているが,これは東晋の南渡後には北方の紙が得がたく,また2人は会稽にいることが多かったからだという。…

※「竹紙」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

タコノキ


12m7cm()...


コトバンク for iPhone

コトバンク for Android