触手動物(読み)ショクシュドウブツ

デジタル大辞泉 「触手動物」の意味・読み・例文・類語

しょくしゅ‐どうぶつ【触手動物】

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精選版 日本国語大辞典 「触手動物」の意味・読み・例文・類語

しょくしゅ‐どうぶつ【触手動物】

 

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「触手動物」の意味・わかりやすい解説

触手動物
しょくしゅどうぶつ

動物分類学上の1門Tentaculataの名、およびそれを構成する動物群。触手冠動物(かんどうぶつ)ともよばれる。かつては、軟体動物に外観的に類似するとして擬軟体動物とよばれたこともあるが、現在ではこの語は用いない。体の前端に触手冠をもち、付着あるいは潜生生活をする動物群で、ホウキムシ類、コケムシ類、腕足類の3綱を含む。そのうちコケムシ類は群体を形成する動物である。

[馬渡峻輔]

特徴


()

(1)U()

(2)3

(3)

(4)()

(5)

(6)

 

(1)()

(2)

(3)2()

(4)

(5)()

(6)


分類


3


系統

動物界における触手動物の系統的位置に関しては諸説があり、これまでは、原口が口になること、螺旋卵割がみられることを重視し、幼生をトロコフォラ型とみなして、前口動物に含められてきた。ところが、近年ホウキムシ類の研究が進み、原口そのものは口にならないこと、螺旋卵割はおそらく異常例であること、幼生はディプリュールラ型に近いこと、アクチノトロカ幼生の3体節3体腔制はそのまま成体へ受け継がれること、などが証拠だてられた。現在ではこれらの証拠に従って、触手動物は半索(はんさく)動物や棘皮(きょくひ)動物などの後口動物に近いとする説が有力である。

[馬渡峻輔]

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改訂新版 世界大百科事典 「触手動物」の意味・わかりやすい解説

触手動物 (しょくしゅどうぶつ)
Tentaculata


3

 3

 Phoronidaactinotrocha20

 Bryozoa1mUcyphonautes

 Brachiopoda2260︿


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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「触手動物」の意味・わかりやすい解説

触手動物
しょくしゅどうぶつ
Tentaculata

 
33U 5000  

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