賃金基金説(読み)チンギンキキンセツ

デジタル大辞泉 「賃金基金説」の意味・読み・例文・類語

ちんぎんききん‐せつ【賃金基金説】

J=S=ミルによって完成された賃金理論。ある社会において賃金の支払いに充てられる賃金基金一定であり、賃金基金の増大または労働者数の減少なしには賃上げは不可能という説。

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精選版 日本国語大辞典 「賃金基金説」の意味・読み・例文・類語

ちんぎんききん‐せつ【賃金基金説】

 

(一)   
 

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改訂新版 世界大百科事典 「賃金基金説」の意味・わかりやすい解説

賃金基金説 (ちんぎんききんせつ)


19J.S.


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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「賃金基金説」の意味・わかりやすい解説

賃金基金説
ちんぎんききんせつ
wage-fund theory

 
T.R.J.S. ()  E.  

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百科事典マイペディア 「賃金基金説」の意味・わかりやすい解説

賃金基金説【ちんぎんききんせつ】

一定の時期,一定の社会では労働者に支払う資本部分(賃金基金)は一定額であるから,賃金はそれと労働人口との関係できまり,労働人口が減少しない限り賃金上昇はあり得ない,という説。マルサスの《人口論》に立脚し,J.S.ミルが定式化。資本蓄積が進められた現状に対して賃金基金が一定というのは全く根拠のない独断であり,ミル自身も誤りを認め放棄した。

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世界大百科事典(旧版)内の賃金基金説の言及

【賃金】より




 (1)1819(2)19(3)1920(4)204

※「賃金基金説」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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