針供養(読み)ハリクヨウ

デジタル大辞泉 「針供養」の意味・読み・例文・類語

はり‐くよう〔‐クヤウ〕【針供養】

 
28128   

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精選版 日本国語大辞典 「針供養」の意味・読み・例文・類語

はり‐くよう‥クヤウ【針供養】

 

(一)   ()   1802
針供養〈風俗画報〉 ︿
 

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改訂新版 世界大百科事典 「針供養」の意味・わかりやすい解説

針供養 (はりくよう)


2128沿128

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「針供養」の意味・わかりやすい解説

針供養
はりくよう

針仕事を休み、古針を供養する行事。全国に広く分布し、針の使用を忌んで裁縫を休み、その年の折れ針・古針を豆腐・こんにゃく・餅(もち)などに刺して近くの社寺(とくに淡島(あわしま)神社関係の)に納めて祓(はら)いや供養をしてもらったり、川へ流したりするのが一般的である。いわゆる事(こと)八日(2月8日と12月8日)の両日もしくはどちらかの日に行われる。本来の意味や起源は物忌みすべき日である事八日の行事全体のなかで探らなければならない。各地への普及は、婦人に縁のある和歌山市加太(かだ)の淡島神社の淡島願人(がんにん)が広めたとも、江戸時代後期から明治時代にかけて、裁縫学校などで技能の上達を祈って行われたのが定着したのだともいわれている。石川・富山県などには、この日、「針千本(はりせんぼん)」という魚が吹き寄せられるという伝承がある。

[田中宣一]

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百科事典マイペディア 「針供養」の意味・わかりやすい解説

針供養【はりくよう】

縫針を休ませ,古針や折れたものを集めて供養する行事。2月8日と12月8日の2回のところ,どちらか1回だけのところがある。古針を柔らかい豆腐やこんにゃくにさしたり,紙に包んで海に流したりする。江戸時代からの行事で,現在も裁縫師などの間で行われる。
→関連項目和裁

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「針供養」の意味・わかりやすい解説

針供養
はりくよう

 
 () 28128西128鹿  

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