精選版 日本国語大辞典 「鍼術」の意味・読み・例文・類語 しん‐じゅつ【鍼術・針術】 (一)〘 名詞 〙 漢方の医術の一つ。金、銀、鉄などの金属製の細い針をつぼに刺して、病気を治療する方法。はり。 (一)[初出の実例]﹁御園意斎、一作 斉京師人、善レ医、最精二鍼術一﹂(出典‥杏林雑話︵1867︶) (二)[その他の文献]︹南史‐魯爽伝︺ 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「鍼術」の意味・わかりやすい解説 鍼術しんじゅつacupuncture 針術。東洋医学の治療法の一つで,人体の特定の治療点 (経穴,つぼ) に細い針を刺入することによって治療効果を期待する物理療法の一つ。関連療法に灸術があり,しばしば鍼 (針) 灸術と併称される。鉄針のほかに金・銀針も用いられ,また刺針の方法にも直刺,斜刺,水平刺,皮内置針などがあり,最近は通電による鍼麻酔の技術が開発された。鍼術は疼痛性疾患に最もしばしば適用されるが,胃腸障害,高血圧症,自律神経失調症,気管支喘息,じんま疹などのアレルギー性疾患にも有効であるという。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報