集団安全保障(読み)シュウダンアンゼンホショウ(英語表記)collective security

デジタル大辞泉 「集団安全保障」の意味・読み・例文・類語

しゅうだん‐あんぜんほしょう〔シフダンアンゼンホシヤウ〕【集団安全保障】

国家の安全を、一国の軍備拡張や他国との軍事同盟に求めず、多数の国々が協同して相互に保障しようとする制度。国際連合の基本的理念の一。集団保障。集団安保.

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精選版 日本国語大辞典 「集団安全保障」の意味・読み・例文・類語

しゅうだん‐あんぜんほしょうシフダンアンゼンホシャウ【集団安全保障】

 

(一)   使
 

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「集団安全保障」の意味・わかりやすい解説

集団安全保障
しゅうだんあんぜんほしょう
collective security


()(1)(2)(1)使(2)

 調使


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百科事典マイペディア 「集団安全保障」の意味・わかりやすい解説

集団安全保障【しゅうだんあんぜんほしょう】

 
使1NATO
 

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知恵蔵 「集団安全保障」の解説

集団安全保障

多数の国家が、国際機構を形成することで、構成国間の武力紛争を予防し、紛争拡大を防止し、平和を回復する国際システム。第一次世界大戦後、勢力均衡に代わる安全保障として提唱され、国際連盟に機構化、国際連合に引き継がれた。戦争の非合法化を原則とし具体的には、紛争を鎮静化させる調停活動、予防外交、侵略や平和の破壊などを認定する手続き、紛争拡大を防止する停戦や兵力撤退などの要請、停戦監視団・平和維持部隊の派遣、経済・軍事的制裁などが含まれる。平和維持活動(PKO)の拡大と、多国籍軍による集団的武力行使の在り方などが、現在の主な争点。なお、北大西洋条約機構(NATO)、日米安全保障条約などは、第3国に対する軍事同盟であり、本来の意味の集団安全保障の機構ではない。しかし米欧などで、集団的防衛(collective defense)の意味で「集団安全保障」という言葉が用いられるなど、混同されることも多いため要注意。

(坂本義和 東京大学名誉教授 / 中村研一 北海道大学教授 / 2008年)

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「集団安全保障」の意味・わかりやすい解説

集団安全保障
しゅうだんあんぜんほしょう
collective security

 
使12使  

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山川 世界史小辞典 改訂新版 「集団安全保障」の解説

集団安全保障(しゅうだんあんぜんほしょう)
collective security


使

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世界大百科事典(旧版)内の集団安全保障の言及

【国際連盟】より


James Eric Drummond(18761951)

 1collective security10,111215()16()

※「集団安全保障」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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