鞍作止利(読み)クラツクリノトリ

デジタル大辞泉 「鞍作止利」の意味・読み・例文・類語

くらつくり‐の‐とり【鞍作止利/鞍作鳥】

 
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精選版 日本国語大辞典 「鞍作止利」の意味・読み・例文・類語

くらつくり‐の‐とり【鞍作止利】

 

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改訂新版 世界大百科事典 「鞍作止利」の意味・わかりやすい解説

鞍作止利 (くらつくりのとり)


4︿660614西623︿628367

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「鞍作止利」の意味・わかりやすい解説

鞍作止利
くらつくりのとり

 
6231460620  

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百科事典マイペディア 「鞍作止利」の意味・わかりやすい解説

鞍作止利【くらつくりのとり】

飛鳥時代の仏師。生没年不明。止利仏師(とりぶっし)とも。祖父は司馬達等(しばたっと),父は多須奈(たすな)。仏教を信仰した渡来人の家系に生まれ,7世紀初め飛鳥(あすか)寺の本尊をつくり,623年には法隆寺金堂の金銅釈迦三尊(しゃかさんぞん)を完成。後者は彼の代表的遺作で,一光三尊の舟形光背(こうはい)を負い,裳懸(もかけ)座上にすわる。この像容は当時朝鮮半島を経由して伝えられた中国北魏(ほくぎ)末〜東・西魏ころの彫刻様式に基づいている。これと類似の飛鳥時代の作品が幾つかあり,いずれも鞍作止利の一派の作と思われ,止利の様式が日本の初期の仏像を支配していたことを示す。
→関連項目飛鳥大仏

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「鞍作止利」の意味・わかりやすい解説

鞍作止利
くらつくりのとり

止利仏師

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世界大百科事典(旧版)内の鞍作止利の言及

【飛鳥美術】より

…《日本書紀》によれば610年高句麗王は,彩色・紙墨の技術者である僧曇徴を貢上するが,これは日本における画材の需要増大を反映しているとともに,その技術が高句麗からもたらされた点が注目される。また605年鞍作止利に銅・繡の丈六仏像各1軀を造らせたところ,高句麗王がこれを聞いて黄金300両を貢しており(紀),ここにも高句麗との関係がうかがえる。 鞍作止利は新漢人(いまきのあやひと)系の帰化人とみなされているが,太子の崩後に造立した法隆寺金堂の釈迦三尊像(623年銘)の作者である。…

※「鞍作止利」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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