日本大百科全書(ニッポニカ) 「馬瀬」の意味・わかりやすい解説
馬瀬
まぜ
岐阜県中東部、益田郡(ましたぐん)にあった旧村名︵馬瀬村(むら)︶。現在は、下呂(げろ)市の北西部を占める一地区。旧馬瀬村は、2004年︵平成16︶萩原(はぎわら)、小坂(おさか)、下呂(げろ)、金山(かなやま)の4町と合併、市制施行して下呂市となる。飛騨(ひだ)川に並行して南流する支流の馬瀬川に沿う細長く谷幅の狭い僻村(へきそん)であった。全面積の95%は山林のため、耕地に恵まれず、農業は自給的で、一部で市場向けにトマト、夏ギクを栽培する程度。馬瀬川沿いに国道257号が通り、新日和田トンネル経由で、旧萩原・旧下呂両町域への通勤者が多い。
﹇上島正徳﹈
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