デジタル大辞泉 「少ない」の意味・読み・例文・類語 すくな・い【少ない/×尠い/▽寡い】 ﹇形﹈﹇文﹈すくな・し﹇ク﹈数量・程度などが小さい。わずかしかない。﹁観客が―・い﹂﹁―・いチャンスをものにする﹂⇔多い。 [派生]すくなげ﹇形動﹈すくなさ﹇名﹈ [類語]少し・少しく・少少・ちょっと・ちょいと・ちと・ちっと・ちょっぴり・いささか・いくらか・いくぶん・やや・心持ち・気持ち・多少・若干・二三・少数・少量・僅(きん)僅(きん)・わずか・数えるほど・たった・ただ・たかだか・しばらく・なけなし・低い・手薄・少なめ・内輪・軽少・軽微・微弱・微微・微少・僅(きん)少(しょう)・些(さし)少(ょう)・最少・微量・ちびちび・一つまみ・一握り・一抹・一息・紙一重・雀(すずめ)の涙・鼻の差・残り少ない・ちょこっと・ちょこんと・ちょっこり・ちょびちょび・ちょびっと・ちょぼちょぼ・ちょろり・ちょんびり・ちょんぼり・ちらり・爪の垢・小口・ささやか・寸(すん)毫(ごう)・プチ・ほのか・幾ばく・せいぜい・たかが・微(みじ)塵(ん)・些(ささ)細(い)・まばら・ほんの・あるかなきか・一(いち)縷(る)・心ばかり・印(しるし)ばかり・形ばかり すけな・い【▽少ない】 [形]《近世後期以降の語》「すくない」の音変化。「向うは高が―・いから」〈円朝・怪談牡丹灯籠〉 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「少ない」の意味・読み・例文・類語 すくな・い【少・尠・鮮】 (一)〘 形容詞口語形活用 〙 [ 文語形 ]すくな・し 〘 形容詞ク活用 〙 数量や程度が小である。すこしである。⇔多い。 (一)[初出の実例]﹁吾(あ)と汝(な)と競(きそ)いて族(ともがら)の多(おほ)き少(すくな)きを計(くら)べてむ﹂(出典‥古事記︵712︶上) (二)﹁初め子有る時には悦び楽しぶ事少し。後に子を失ひつる時には愁へ苦しぶ事多し﹂(出典‥観智院本三宝絵︵984︶上) 少ないの派生語 すくな‐げ (一)〘 形容動詞ナリ活用 〙 少ないの派生語 すくな‐さ (一)〘 名詞 〙 すけな・い︻少︼ (一)〘 形容詞口語形活用 〙 ﹁すくない︵少︶﹂の変化した語。︹志不可起︵1727︶︺ (一)[初出の実例]﹁起番(おきばん)はひとりでいいよ、今夜はとまりがすけないから﹂(出典‥洒落本・仕懸文庫︵1791︶四) 少ないの補助注記 挙例の﹁志不可起﹂、ヘボンの﹁改正増補和英語林集成﹂には、スクナイに対する口語であるという説明がみられる。 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例