- thinkcopyright.org












PD








 






  vol.4

日本の著作権保護期間の延長論議は、2002年、アメリカからの外交要求を受ける形で実質的に高まりました。要求が記載されたのは、同国の「年次改革要望書」。これは、司法改革・郵政民営化など「数年後に日本で何が起きるかが書いてある」とさえ言われる外圧の象徴的な存在です。ほかにも、「著作権侵害の非親告罪化」「私的複製・教育例外規定の制限」など、日本への多くの改善要求が挙げられます(アメリカ側「年次改革要望書」仮訳20ほか)。

これに対して、アメリカ自らは、古い作品には死後70年を適用せず、著作者人格権を正面から認めていないなど、自国のやり方を通しているように見えます。

これまで日本で著作権の国際調和、「グローバル化」が語られる場合、そこでは往々にしてヨーロッパもしくはアメリカ主導のモデルが意識され、基調色は権利保護の強化でした。これに対して、海賊版対策などの権利保護の重要性を認識しつつ、かつての欧米モデルとは一線を画して、作品流通や新たな創作の促進も重視する「日本モデル」「アジアモデル」を追及すべきだという声もあります。

いったい日本は、著作権をめぐる様々な問題で、何をゴールとし、どのように、アメリカ、アジア、そして世界に向き合っていくべきなのでしょうか。日本の進むべき道を考える「真夏の夜の公開トーク」です。
日時2007年823日(木) 午後6:30 - 8:30
場所

慶應義塾大学三田キャンパス東館6F Global Studio
(120席程度)

山手線・京浜東北線 田町駅徒歩8
都営浅草線・三田線 三田駅徒歩7
都営大江戸線 赤羽橋駅徒歩8

主催 著作権保護期間の延長問題を考えるフォーラム
慶応義塾大学DMC機構
コンテンツ政策研究会
出演者
(50音順)

中山信弘氏(東京大学教授)
久保田裕氏(社団法人コンピュータソフトウェア著作権協会専務理事、発起人)
ドミニク・チェン氏(クリエイティブ・コモンズ・ジャパン理事、発起人)

コーディネーター:福井健策(弁護士・ニューヨーク州弁護士、世話人)


 vol.4 






 画像をクリックすると再生します


ストリーミングサービス−Jストリーム  

vol.4 




» 

vol.4稿
 

« 
 





thinkcopyright.org