オルガン

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オルガン
別称:風琴
各言語での名称
organ
Orgel
orgue
organo
管风琴(簡体字)
管風琴(繁体字)
オルガン
パイプオルガン
分類

気鳴型鍵盤楽器


: organ

[]


1

[ 1]使使

[]


使

西: organ: Orgel: orgue: organo西: órgano : reed organ 




[]

117 - 138

 "οργανον" "organ" en:Organ

[]


(en)

水オルガン[編集]

クテシビオスの水オルガン

264 (Hydraulis)(en)[1]

2退2601

[]


1
1


[]


1

[]


913[2]

[]


1516[3]1581[4]

[]


1718[5]

/[]


19208'[6]

[]


20[7]


[]


w:en:Positive organw:en:Portative organ

使3使

オルガンの例[編集]

パイプ[編集]


2: flue: reed1

使8'14'16'C8

[8]

3 パイプ3種  金属管  木製管  リード管

[]


1: wind chest: Windlade: sommier: somiere[9]

1


[]


19192020[1]

[]



[]

[]




使[10]

[11]使19Charles Spackmann Barker18321839= (Aristide Cavaillé-Coll) 

19


[]


[12]600

[]


: Spielschrank/Spieltisch: console: consolle[13]

[]


123334 - 53

[]


: Pedal: pédale: pedal: pedale




































3032

[]






[14]


[]


[15]

ストップ[編集]

コンビネーション(音栓操作記憶装置)[編集]

足ピストン
足ピストン(独: Piston/Fußpiston、仏: champignon/piston、英: toe piston、伊: pistone)は足で軽く押す(踏む)ことによってon/offを動作させるピストンである。現代では一般的には、あらかじめ奏者が記憶装置によって記憶したストップの自由なコンビネーションを、演奏中に手でその切り換えができない場合に、足ピストンによって切り換えるために使用する。多く見かけるものでは2種類あり、番号が振られたピストンによって記憶させたコンビネーションの番号をそのまま呼び出すものと、記憶させたコンビネーションを先送りか後戻しさせるものが一般的となっている。同様の機能を持つボタンが、手鍵盤の直下などにもあることが多い。両足が塞がっているときには、手で同様の操作を行うこととなり、手も足も塞がっているときには、助手がその操作を手か足で行うことも多々ある。このことから、コンソール設計においては、足ピストンを奏者本人が扱いやすいだけでなく、助手が操作しても届く範囲で、なおかつ奏者の邪魔にならないような位置に設置することが求められる。

現代における規格[編集]


1920沿

BDOAGO

 (BDO; Bund Deutscher Orgelbaumeister) 



 (AGO; American Guild of Organist) 



 (RCO; Royal College of Organists) 

調[]


調調調調調調調調調調

調調調

[]

[]

Dominion Organ

19

free reeddurchschlagende Zungeeinschlagende Zungefreischwingendeanche libreancia libraen:Free_reed_aerophone

調

調調 調

リード・オルガンとハーモニウム[編集]


: reed organ, harmonium: Harmonium: harmonium: armonium2

"Aeoline" (Bernhard Eschenbach, 1767-1852)  (Johann Caspar Schlimbach, 1777-1861) 1810"Physharmonika" (Anton Haeckl) 1821

 (Ebenezer Goodrich)  "Harmonium"1810 (Gabriel Joseph Grenié, 1756-1837)  "Orgue expressif" (Aristide Cavaillé-Coll, 1811-1899)  "Poïkilorgue""poikilos"+ "orgue"

 (Alexandre François Debain, 1809-1877)  "Harmonium"1842

 (J.D.Buschmann) 18361860James Cahart&1861

19調使

190020

使10039491642

西西[16]

11146

アコーディオン[編集]

アコーディオンは、オルガンの仕組みをさまざまに取り込んでおり、高級なものは、ストップの切替・組み合わせにより音色を多様に変化させることができる。アコーディオンの音色は、パイプ・オルガンでの唸音ストップによる響きによっている。

手回しオルガン[編集]

Drehorgel, Germany, 手回しオルガン
ストリートオルガン
(古河歴史博物館所蔵)
左から風琴(オルガン)、紙腔琴(日本風に改良した手回しオルガン)、手風琴(アコーディオン)。十字屋楽器店刊『手風琴独まなび』の表紙

: barrel-organ: street organDrehorgel: orgue de barbarie: organo di Barberia, organetto使


電子オルガン[編集]

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ 詩篇交響曲』の曲目解説において、オルガンでなく管楽器を使った理由として述べられたもの。後の『カンティクム・サクルム』ではオルガンを使用している。Igor Stravinsky; Robert Craft (1982) [1961]. Dialogues. University of California Press. p. 46. ISBN 0520046501 

出典[編集]

  1. ^ a b 鳴るほど 楽器解体全書 パイプオルガン誕生ストーリー ヤマハ株式会社
  2. ^ オースティン・ナイランド 1988年、112-117頁。
  3. ^ オースティン・ナイランド 1988年、117-119頁。
  4. ^ 北國新聞朝刊 加賀百万石異聞・高山右近(4)2002/02/05付(2020年5月7日閲覧)
  5. ^ オースティン・ナイランド 1988年、119-134頁。
  6. ^ オースティン・ナイランド 1988年、146-150頁。
  7. ^ オースティン・ナイランド 1988年、150-152頁。
  8. ^ オースティン・ナイランド 1988年、36-51頁。
  9. ^ 鳴るほど 楽器解体全書 スライダーと風箱 ヤマハ株式会社
  10. ^ オースティン・ナイランド 1988年、26-27頁。
  11. ^ 参考図
  12. ^ オースティン・ナイランド 1988年、21頁。
  13. ^ オースティン・ナイランド 1988年、94頁。
  14. ^ オースティン・ナイランド 1988年、106-108頁。
  15. ^ オースティン・ナイランド 1988年、108頁。
  16. ^ 『日本全国諸会社役員録. 明治41年』(国立国会図書館近代デジタルライブラリー)

参考文献[編集]

  • Williams, P., Owen, B., Bicknell, S. "organ". The New Grove Dictionary of Music and Musicians. 2nd ed. London: Macmillan, 2001.
  • オースティン・ナイランド『パイプオルガンを知る本』 丹羽正明/小穴晶子共訳、音楽之友社、第1刷、1988年2月20日。245頁。ISBN 4-276-12452-2
  • 辻宏 『オルガンは歌う―歴史的建造法を求めて』 日本キリスト教団出版局、2007年。
  • 中国におけるパイプオルガンの歴史-中世 ・ 近世 (PDF) 沈媛、聖徳大学『音楽文化研究』第9号(2010年3月)

関連項目[編集]

現代の著名なオルガン演奏者

外部リンク[編集]