日本学術会議が推薦した候補者6人の任命を菅義偉首相が拒否した問題をめぐり、学術会議に関して誤った情報が、著名人や記者らによって次々とインターネットやTVを通じて発信され、あたかも事実のようにとらえられて拡散している。専門家は「発信者側が正確な情報を事実に基づき発信するよう努力するとともに、受け取り側も真偽を見極める力をつけていく必要がある」と指摘する。(望月衣塑子)
![「デマです」と橋下徹氏のツイートに批判 学術会議問題で誤情報が拡散:東京新聞 TOKYO Web](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/ef1426569f79e55325e9d418498d535c6b7c5be2/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fstatic.tokyo-np.co.jp%2Fimage%2Farticle%2Fsize1%2F4%2F5%2Fc%2F1%2F45c1d8de79d47393366f7989282a4d37_1.jpg)
日本学術会議が推薦した候補者6人の任命を菅義偉首相が拒否した問題をめぐり、学術会議に関して誤った情報が、著名人や記者らによって次々とインターネットやTVを通じて発信され、あたかも事実のようにとらえられて拡散している。専門家は「発信者側が正確な情報を事実に基づき発信するよう努力するとともに、受け取り側も真偽を見極める力をつけていく必要がある」と指摘する。(望月衣塑子)
1940年生まれ。朝日新聞社でワシントン特派員・論説委員などを務めて定年退社。『週刊金曜日』編集長の後、フリーに。2016年6月、『週刊金曜日』に書いた「ひろがる『香害』」でこの問題を掘り起こした。その後『香害 そのニオイから身を守るには』を17年年4月出版し、消費者団体が「香害110番」を開くなど、社会的な取り組みが始まっている。他に『ミツバチ大量死は警告する』(集英社新書)など。 DOL特別レポート 内外の政治や経済、産業、社会問題に及ぶ幅広いテーマを斬新な視点で分析する、取材レポートおよび識者・専門家による特別寄稿。 バックナンバー一覧 新型コロナウイルスの国内感染者が7月になって再び急増し、「2回目の流行期(第2波)の到来か」といった不安が広がっている。 東京都や大阪府、愛知県などが飲食店などに休業や営業自粛を要請し、政府に緊急事態宣言の再発動を求める声も出ているが、いま必要なのは
新型コロナウイルスによって、米国人の38%がコロナビールを飲まなくなったわけではない――。 米PR会社によるアンケート調査とその報道が波紋を広げている。 新型コロナウイルスの感染が拡大する2月末、CNNなど米メディア各社は、「38%がコロナビールを買わないと回答」とのネット調査結果を報じた。米PR会社が発表したリリースによるものだった。 各社の報道は、新型コロナウイルスの影響で、消費者が「コロナビール離れ」を起こしたような印象を与えた。 だが、米ハフィントンポストやアトランティックなどの検証によれば、PR会社のリリースでは、「コロナビール離れ」の具体的データも、新型コロナウイルスとの因果関係も明らかにされていなかった。また、コロナビールを飲むのを止めるという人は、これまでコロナビールを飲んでいた人のうちの、わずか4%にすぎなかった。 だが、リリースと報道はネットで拡散し、リリースにあった「
「任天堂の倒し方、知ってますよ」。ゲーム業界ではあまりにも有名な言葉だ。グリーの田中良和会長兼社長(41)が発言したとされ、インターネット上でグリーの業績が悪化した際などに「倒し方知ってるんじゃなかったのか」など揶揄(やゆ)されている。しかし、田中氏は「言ってないことなのでわざわざ『言ってない』という必要はないと思っていた」と述べるなど、真っ向から否定。子供時代に任天堂の家庭用ゲーム機「ファミリーコンピュータ」で遊んだファミコン少年として任天堂への敬意や「倒し方」騒動への思いなどを語った。 「経営者として戒めないといけないと思ったのは、事実じゃないことを事実じゃないと言わなかったから、肯定しているように取られてしまったことだ」。 田中氏は「倒し方」発言が真実のように一人歩きしてしまった直後に否定しなかったことに、後悔の色を浮かべた。 「倒し方」発言は、平成24年12月、夕刊フジでフリージャ
ゲーム開発で日本音楽著作権協会(JASRAC)と楽曲使用料に関するやりとりを行った人物のツイートが注目されています。この人物のツイートでは「アプリがダウンロードされた時点で使用料がかかる」「周回クエストは周回数分支払う必要がある」などと使用料の徴収について強く批判し、トータルで10万RTを超えるなど大きな反響を集めました。 画像はJASRACのサイトより このツイート主は、アプリのゲーム開発に携わったとする人物。ツイートによると、管理楽曲のダウンロード数に応じて使用料がかかる仕組みになっているとの説明を受けたツイート主は、制作側の負担を少しでも減らすためにアプリそのものに楽曲を入れる仕様ではなく、クエストに入った時点で音楽をダウンロードする仕様に変更しました。 これにより楽曲の使用料は抑えられるはずでしたが、その仕様にしたことをJASRACに告げると、「周回(何度もプレイする)クエストなの
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