きっかけは、読書猿さんとの飲み会だった。 ﹁海外の記事やSNSを読むのに英語力が足りない。しゃべれなくても書けなくてもいいけど、スラスラ読めるようになりたい﹂と愚痴ったところ、﹁まず2万語﹂と言われたのが最初だ。 語彙力こそパワー、ボキャブラリーを増やすぞとばかりに選んだのがこれだ。 理由は、英語を学んできた人たちの評価がダントツだったことが一つ。もう一つは、お試しで手にしてみたところ、﹁ちょっと難しいけれど、頑張れば読めないこともない﹂というレベルだった点だ。 本書を610日間かけて読み切った結果はこうなる。Preply のボキャブラリーテストによると、ほぼ一万語に到達できた。 7870 words ︵2021年4月︶ 9944 words ︵2023年4月︶ ぶっちゃけ私一人では無理だった。初志は継続せず、どこかで挫折する理由を探し出していた。 だが、私を一人にしない技法を用いることで