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都知事選
news.yahoo.co.jp/byline/otsukareiko
過去長い間、多くのPTAは保護者と教職員を自動入会させ、本人の意思確認をせずに会費徴収を行い、活動を強いてきました。でも最近は、本人の意思を尊重する運営方法に改めるPTAが増えつつあります。 たとえば千葉県の松戸市立栗ケ沢小学校PTAは、ポイント制(*)を廃止して手挙げ方式に変更し、入退会自由を前提に仕組みを整備。さらに周年行事を見直す、近隣の町内会との関係を再構築するなど、さまざまな取り組みを進めてきました。前回に続き、栗小PTA会長の竹内幸枝さんに、お話を聞かせてもらいます。(取材は2020年12月) *ポイント制……PTAの役員や委員、係をやるとポイントがたまる仕組み。「卒業までに何ポイントためなければならない」ということがルール化されている(前回の話) 泣く人が出る役員決め、幸せにならない「ポイント制」に疑問 執行部で取り組んだPTA改革 *休止した活動も、やりたい人が現れれば復活
「PTAは学校のお手伝い機関ではない」と明言する杉並区の元教育長・井出隆安さん(2020年3月にご退任)。最近全国の学校に広がりつつある「地域学校協働本部」(地域の人で学校をお手伝いする仕組み)は、杉並区で始まったといいます。 井出元教育長は、「PTAはお手伝いじゃない」ことを、どうやって現場に伝えてきたのでしょうか? 前回(「PTAがなくても学校経営はできる」PTAの真の役割とは 東京都杉並区の取り組み)に引き続き、お話を聞かせてもらいました。 筆者は「学校と保護者の間には、どんな関係性が必要なのか」をテーマに、学校現場を知る方々にインタビューを行っています。本取材もその一つで、今年2月に行いました*私は別に歓迎されに来たわけじゃない――どうして井出教育長は「PTAは学校のお手伝いじゃない」と言ってくれるんでしょう。 当たり前じゃない、そんなこと。 ――はい、そのはずなんですけれど…。他
PTAの取材を続けてきた筆者には、ずっとある疑問がありました。 文部科学省は十年以上前から、全国の学校に「CS」(コミュニティスクール、学校運営協議会)や「地域学校協働本部」の設置を呼びかけてきました。ざっくりいうと「CS」は地域住民がともに学校運営にあたる仕組み、「地域学校協働本部」は地域の人たちで学校をお手伝いする仕組みです。 それって、PTAとかぶるのでは? 特に地域学校協働本部は、現状のPTAと近いものがあります。PTAは行政上、社会教育関係団体ということになってはいますが、現実には校長も先生たちも保護者自身も「学校のお手伝い」という認識が大半です。 だとしたら、地域学校協働本部とPTA、両方はいらないのでは? そんな疑問があったのです。 地域学校協働本部は、既に多くの自治体で実施されています(*1)。名称や活動内容は自治体等によって異なりますが、割合よく聞くのは、PTAとかぶらな
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