﹁大きな出版業界﹂がうごきはじめた一年いまから4年半前の、2019年3月。 ﹃これからの本屋読本﹄と、共著の﹃本の未来を探す旅 ソウル﹄﹃本の未来を探す旅 台北﹄とを立て続けに上梓したくらいのころです。 ふと﹁大きな出版業界﹂と﹁小さな出版界隈﹂ということばが、思い浮かびました。 最近、各国に﹁大きな出版業界﹂と﹁小さな出版界隈﹂︵業界ということばが馴染まなく感じる︶があるのではないかと考えている。日本ではまだつながっているが、韓国や台湾ではやや分断されている二者。日本でも今年、あるいは奇しくも来年あたりが、その分断が訪れる節目かもしれないとぼんやり思う。 — 内沼晋太郎 (@numabooks) March 8, 2019 ﹁来年︵2020年︶あたりが、その分断が訪れる節目かもしれない﹂と書いている通り、なにか大きな予感のようなものがある年でした。 ところがそのあとコロナがやってきました