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買ってよかったもの
rakuunanzyuku.hatenablog.com
携帯電話の前はPHSを使っていた。PHSにはPメールという機能があり、10数文字、メールを送れた。絵文字は入れられない。送信する際には電話番号で送信していた。よって、知らない電話番号にもPメールが送信できて、たまあに知らない人からPメールが届くことがあった。今、考えれば誤送信というよりも、意図的に送られてきたのではないかと思わなくもない。いや、意図的だった。そこからいくつかのやりとりがある場合もあった。それが楽しくもあった。 角田光代『方舟を燃やす』には、雑誌に掲載されている文通募集から日本のどこかに住む人たちと文通をやりとりする場面があって、私はPメールのことを思い出して、面識がない人と文通をしてみたくなった。妻に、そのことを話し、風船で手紙を書いたり、瓶に手紙を詰めて川に流したりという話をし、ネットでそんな募集をしているのかと調べたら、そんなサイトがあった。妻は、おじいちゃんが昔、畑か
東京に向かう私の手荷物を見た妻が、海外旅行に行くみたいだね、と言って見送った。 私は、トランクケースを引きづりながら、徒歩で最寄駅に向かった。以前は、ボストンバッグを使用していたのだが、本を購入すると、猛烈な重さになるので、トランクケースのほうが便利だということになった。行きのトランクケースの中身は、半分が空だった。 新千歳空港に到着したのが、7時30分頃で、喫茶店でアイスコーヒーを飲みながら、小島信夫『ラヴ・レター』を読んだり、アプリで搭乗手続きの方法を調べた。7時50分に携帯電話から通知音が鳴り、搭乗手続きの案内があった。アプリでの搭乗手続きは初めてだったけど、便利だ。手荷物を預ける前に、お土産を買い、手荷物を預け、早々に、保安検査場を通り、ハサミをカウンターに預けるか、処分してください、と言われ、処分してくださいと伝え、飛行機に搭乗するまでの間、日記を書き、小島信夫『ラヴ・レター』を
引越業者からアンケートを書いてくださいと一枚の紙を渡された。ちなみに後日、提出して欲しいというアンケートには書かない。なぜなら、めんどくさいから。そのアンケートに、自宅にあるもので、大切なものは何ですか、という項目があり、そんなに大切なものってないなあ、と思いながら、思い浮かんだのが、本だったので、本と記入した。荷物のほとんどが本で、本を処分したら、引越の見積りは、どれほど下がるのだろうか。荷造りをしていると、この本は、もう何年も読んでいないから売っても良いなあ、と頭を掠めるけれど、どうせ、1円とか5円でしか買い取ってももらえないなら、手元に置いておいた方が良いのではないかという気がして、こうして、引越しをするたびに運んできた。 小説は紙で読むほうが好きだけど、ビジネス書やマンガは電子書籍でも良いなと思うようになり、今は、紙と電子書籍を併用している。(マンガの中でも、手元に紙で置いて置きた
アパートの玄関を出ると、秋の匂いを感じた。私にとっての秋の匂いは、この匂いだ。ただ、この匂いは、何の匂いかはわからない。 コンビニでNumberの表紙が目に入った。落合監督と野村監督が表紙だった。1058・1059号。Numberにも合併号があるんだ、ジャンプみたいだな、と思った。 野村監督の記事は、これまでも、よく目にしたし、読んできたけれど、落合監督の記事って、あまり読んだ記憶がないな、と思いながらページをめくった。ミーティングは年に数度、選手へのアドバイスは聞くと教えてくれる程度。奇を衒った采配はせず、特別な作戦もない。なぜ、あの時代の中日は強かったのかがわからない。 Numberを閉じた後も、何度となく一つの記事を思い出していた。落合監督は、ルールを研究し、飛ばないボールを導入したこと。現役時代も、野球規則、野球協約、アゴリーメントを隅々まで読み、何ができて何ができないかを把握して
コロナ対応をしていたのは私だけではなく、妻も同じことで、私が宿泊していたホテルに、今度は妻が宿泊し、働くこと3日目だったか、4日目だったか、妻が熱を出した。私は、症状を訊くだけで、それが陽性なのか、陰性なのかが判断できるようになっていた。私は、急いで荷造りを始めた。そして、ドラッグストアに行き、栄養ドリンクや、アクエリアスなんかを購入し、自宅の冷蔵庫に入れ、仕事に向かった。どうも体が本調子ではない、疲れが取れない、力が入らない。要は休みたいと、体が、心が、その両方が言っている。けれど、無情にも、38度ですと電話が鳴り、妻が喉の痛みを訴えています、と電話が鳴る。そのたびに肩に力が入り、背中が凝る。私は、妻が宿泊していたホテル、つまりは、私がもともと宿泊していたホテルに、今月二度目のチェックイン。おそらく、今月は、ほぼホテルで生活することになる。ホテルのエレベーターに乗り、帰ってきたという感じ
気づけば夏が終わっていた。というか、夏本番にコロナの対応をしていた。休みという休みはなく、ひと段落したのが今日で、朝のみ仕事をし、自宅に帰ってきて、布団の上に寝そべりながら、パソコンを開き、甲子園を横目で観ながら、滝口悠生『水平線』を開いた。 甲子園は、準々決勝だった。高松商と近江の試合が開始されるところだった。高松商の一番打者が、レフト前にヒットを放ち、ファーストを回る姿を見ながら一番打者なんだ、と思った。四番打者の体格であり、風格だった。セカンドベース上で、ガッツボーズをした。私の記憶は、そこで途絶える。試合が始まって、まもなく眠りについたことになる。起きた時には、近江が勝利していた。私の体は、休むことを求めている。 今年は、あまり本を読めていない。体が活字を求めていないのか。読みたい本はあるから、購入し、読まずに置いてある。久しぶりに、読み続けているのが、滝口悠生『水平線』。この季節
昼寝をして、起きたら、たつっ、たつっ、と雨が打ちつける音がしていた。 お金や仕事に縁のない人にとって昼寝が最高の贅沢だよねと言っていた友人がいる。こっちが昼寝の後に電話したら、向こうはまだ寝ていて、そんなことでお互い納得してたってことだけど。永井宏『愉快のしるし』p159 永井宏『愉快のしるし』を読みながら、誰かから聞いた悲しい出来事を思い出した。あの人は、深刻な顔で話していなかったけれど、悲しい出来事に変わりはなく、聞き流してはいけない話だよな、と思った。 愉快のしるし 作者:永井宏 信陽堂 Amazon
”アイスコーヒーたっぷりとモーニング(トーストにバターとおぐらあん)を注文した。私の休日は、コメダ珈琲店の開店から始まる。一週間に一度、それは週刊少年ジャンプが発売される頻度で、私が働く職場の仲間にあてたワードの資料を作成し、送る。今年、私が変えたことの一つが、このワードの資料である。パワーポイントで説明することはやめた。可能な限り言語化する。あとで職場の仲間が読み返せるように。その作成した資料にネーミングをつけたいのだが、かれこれ2ヶ月経つのに定まっていない。” ”パソコンを開き、メモ帳を開くと、昨日、メモしていた「人間らしい関わりがないと、人間らしくいられない」という言葉が目に飛び込んできた。” コメダ珈琲店で、3月末に退職した職員にメッセージを書いていた。ポストカードに2枚。 数日前、部下の一人から、3月末に退職した職員に手紙を送るので、一緒に送りたい人は金曜日までにください、とスラ
イチローが神戸智辯という草野球チームを作ったり、智弁和歌山に野球を教えに行ったことはテレビか何かで知っていたけれど、実際、どんなことをしているのかを、たまたまYouTubeで観て、私は、再びイチロー熱におかされた。 YouTubeを一通り見終わった私は、Number1049号の表紙がイチローだったことを思い出し、楽天でNumber1049号を注文した。 本日、不在連絡票を片手に郵便局に小包を取りに行き、昼食のやきっぺを作ると同時に、封を切った。イチローが出てくると思いきや、イチローではなく、トヨタ社長の豊田章男だった。間違ってる...。落胆と憤りが入り混じる。今日のブログのタイトルは、スズキ(イチロー)ではなくトヨタだったにしようと思った。 違うNumberが届きました、もう待ちきれないため、本屋に買いに行きます。つきましては、返金の手続きをお願いします、と入力する画面までたどり着いたとこ
鈴木忠平『嫌われた監督 落合博満は中日をどう変えたのか』がすごいおもしろかったので、鈴木忠平『清原和博への告白 甲子園13本塁打の真実』も読みたくなった。 清原が甲子園で打った13本の本塁打。清原に打たれた一人ひとりの投手のインタビューとその後の人生が綴られていた。読んで思ったのは、清原は、まさしく怪物で、まさしくヒーローで、まさしくスターだということ。 で、そのインタビューを読んだ後に待っていたのは、文庫版特別寄稿として掲載されている清原からの手紙だった。この手紙を清原本人が書いたのだろうかというほど、心打たれる手紙だった。これから買う人は、文庫版を買った方が良い。 そこには、怪物でもなく、ヒーローでもなく、スターでもない、素の清原というか、等身大の清原というか、人間、清原がいて、清原が、そのインタビュー記事を目にしたのは、覚醒剤で逮捕されて保釈されたあとのことだったらしく、清原は、その
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