sarandy westfall 近年、メディアで広く報じられるようになったものに「発達障害」と「PTSD」があります。しかしPTSDに対する専門的な治療を適切に行える医療機関や支援者は、いまだ不足しています。特に発達障害のある子どものPTSDについては、研究と理解は未だ途上にあります。発達障害の二次障害の一つとして、PTSDの発症も少なくありません。発達障害がPTSDになりやすい理由等について、私自身を含む当事者の話と一緒に紹介します。 発達障害はPTSDになりやすい? PTSD(心的外傷後ストレス障害)とは、虐待や交通事故、犯罪被害、災害など心に深刻なダメージを負う出来事(トラウマ体験)に遭遇し、一定期間を過ぎた「後に」症状が現れます。代表的な症状には「侵襲的体験(フラッシュバック)」、「回避(トラウマ体験を想起させる状況を避ける)」、「過覚醒(興奮、不眠等)」があります。更に、子ども