チリのプエルトモントでオゴノリをとる人たち︵2010年12月7日撮影、資料写真︶。(c)AFP/ARIEL MARINKOVIC ︻7月18日 AFP︼米国で外来種と見なされている日本渡来の海藻﹁オゴノリ﹂が、地球温暖化などの影響で荒れ果てた脆弱︵ぜいじゃく︶な沿岸海域の回復に重要な役割を果たしていることが分かった。米国の研究者らが17日、米科学アカデミー紀要︵PNAS︶に調査結果を発表した。﹁外来種は悪﹂と決めつける見方に一石を投じる内容となっている。 論文によると、北大西洋︵North Atlantic︶沿海の多くの干潟や河口では、温暖化や汚染、病気や過剰採取が原因で固有の藻類やカキ礁が﹁著しく減少﹂している。調査を行った米ノースカロライナ︵North Carolina︶州では、歴史上みられてきた水準に比べ藻類が約97%、カキ礁が90%、塩沼が12%失われているという。 こうした干潟な
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