ミリオンダラー・ベイビー

アメリカの映画作品

  ( | 稿)  2022821 () 03:50 UTC (: )

Million Dollar Baby2004 F.X.
ミリオンダラー・ベイビー
Million Dollar Baby
監督 クリント・イーストウッド
脚本 ポール・ハギス
原案 F・X・トゥール
原作 F・X・トゥール
『テン・カウント』
製作 ポール・ハギス
トム・ローゼンバーグ
アルバート・S・ラディ
製作総指揮 ロバート・ロレンツ
ゲイリー・ルチェッシ
出演者 クリント・イーストウッド
ヒラリー・スワンク
モーガン・フリーマン
音楽 クリント・イーストウッド
撮影 トム・スターン
編集 ジョエル・コックス
製作会社 レイクショア・エンターテインメント
配給 アメリカ合衆国の旗 ワーナー・ブラザース
日本の旗 ムービーアイ/松竹
公開 アメリカ合衆国の旗 2004年12月15日
日本の旗 2005年5月28日
上映時間 133分
製作国 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
言語 英語
アイルランド語
製作費 $30,000,000
興行収入 $216,763,646[1]
日本の旗 13.4億円[2]
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7774

2000

ストーリー


西



2



使WBA100

姿

登場人物





































キャスト

役名 俳優 日本語吹替
ソフト版 テレビ東京
フランキー・ダン クリント・イーストウッド 樋浦勉 瑳川哲朗
マギー・フィッツジェラルド ヒラリー・スワンク 本田貴子 朴璐美
エディ・“スクラップ・アイアン”・デュプリス モーガン・フリーマン 坂口芳貞
デンジャー ジェイ・バルチェル 真殿光昭 大須賀純
ビッグ・ウィリー マイク・コルター 三宅健太 楠大典
ビリー ルシア・ライカ
ホーヴァク神父 ブリアン・F・オバーン 根本泰彦 宮本充
ショーレル・ベリー アンソニー・マッキー 加瀬康之 桐本琢也
アーリーン・フィッツジェラルド マーゴ・マーティンデイル 小宮和枝
マーデル・フィッツジェラルド リキ・リンドホーム 園崎未恵 佐藤あかり
オマー マイケル・ペーニャ 伊丸岡篤
ビリーのマネージャー ベニート・マルティネス
ミッキー・マック ブルース・マックヴィッティ
演出 安江誠 佐藤敏夫
翻訳 平田勝茂 松崎広幸
調整 黒崎裕樹 金谷和美
高久孝雄
効果 リレーション
担当 河村常平
(東北新社)
プロデューサー 渡邉一仁
遠藤幸子
五十嵐智之
(テレビ東京)
配給 松竹株式会社
制作 グロービジョン テレビ東京
東北新社
初回放送 2006年12月7日
木曜洋画劇場
(21:00-23:24)

解説


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[1]

論争

本作品の主テーマが尊厳死安楽死にあるわけではないが、この問題はキリスト教右派が無視できない勢力を持つアメリカでは極めてデリケートな問題であり、保守派コメンテーター、障害者団体、キリスト教団体によるこの映画のボイコット運動などが起こり話題になった。

イーストウッドはこの件に関して、映画の中におけるフィクションの登場人物による行動と、イーストウッド自身の思想や言動は全く無関係であり、この作品はあくまで彼のアメリカン・ドリーム観を表現したものであると述べている。

その他、この映画に関しては様々な反応があった。

障害者団体


2005[3][4][5]

[6]

アイルランド語の話者


使Mo Chúisle Mo Cuishle My darling, my bloodMy pulse[7]A chúisle mo chroí [8]


スポーツライター

スポーツライターの中には、この映画はボクシング関係者から見れば非常に不正確で混乱させられるものだという批評もある。ボクシング・シーンは非現実的で、マギーを後ろから殴ったボクサーは本来ならプロの権利を剥奪され法廷送りになるのは明白だ、というものである。原作では試合中に起きた事故という設定になっている。しかし、医療機器の描き方が的確でないことを考慮すれば、こうした脚色はイーストウッドの「映画的演出」の一環である、との捉え方もある[9]

ボクシング・シーン

ヒラリー・スワンクは元来運動神経に秀でており、水泳でジュニア・オリンピックの選考会に参加するほどであったが、撮影に際し3ヶ月間数多くの世界チャンピオンを輩出したヘクター・ロカの元でトレーニングを重ねた。また、重量挙げの選手であるグラント・ロバーツと共に筋力トレーニングに励み、「青い熊」役で本作への出演も果たしたオランダ出身の女子ボクサー、ルシア・ライカらと実戦さながらのスパーリングを重ねた。

受賞/ノミネート

第77回アカデミー賞

  • 受賞・・・作品賞/監督賞/主演女優賞/助演男優賞
  • ノミネート・・・主演男優賞/脚色賞/編集賞

第62回ゴールデン・グローブ賞

  • 受賞・・・監督賞/女優賞(ドラマ部門)
  • ノミネート・・・作品賞(ドラマ部門)/助演男優賞/音楽賞

第10回放送批評家協会賞

  • 受賞・・・主演女優賞
  • ノミネート・・・監督賞/助演男優賞

脚注

注釈

  1. ^ 内田樹は『うほほいシネクラブ―街場の映画論』(文春新書2011年)p.17で、『あしたのジョー』との類似性を指摘した。

出典

関連項目

外部リンク