メタルポジション
メタルポジション(Metal Position)とは、コンパクトカセット、およびマイクロカセットの各種磁気テープのポジション表示の一つで、コンパクトカセット用はIEC TYPE IVと表示される(ただし、マイクロカセット用は表示なし)。なお、本項では特にコンパクトカセットのメタルポジションについて記述する。
概要
(2代目TDK MA-XG[1])
1968年︵昭和43年︶10月に米国で先行発売された東京電気化学工業︵現・TDK︶の音楽録音専用ノーマルポジション用カセットテープ﹁SD﹂[2]が商業的に大成功を収めた事を発端に、1971年︵昭和46年︶頃から本格的に音楽録音用記録メディアとしてコンパクトカセットが使われ始め、クロムポジション︵後のハイポジション︶やフェリクロムポジションも順次ラインナップされた。
しかし、ノーマルポジションでは、シンセサイザーなどの高い高音が出力できないほか、ハイポジション︵クロムポジション︶では、ベースやバスドラムなどの重低音等が困難であった。それを解消するために、低音、高音も出力可能なテープとして、1978年︵昭和53年︶12月1日に米国3M社︵記録メディア事業部、現・韓オージン社︶の日本法人である住友スリーエム︵現・スリーエム ジャパン︶より、Scotch︵スコッチ︶のブランドとして、業界初のメタルテープ﹁METAFINE﹂︵メタファイン︶が日本市場にて先行発売された[3]。
1979年︵昭和54年︶には、TDK︵記録メディア事業部。現・韓オージン社︶やソニー︵現・ソニーグループ︶、日立マクセル︵現・マクセル︶、富士フイルム、日本コロムビア︵音響製品事業部。現・ディーアンドエムホールディングス︶など大手メーカーが春から秋にかけて順次、メタルテープの生産を始める。そのため、1979年は﹁メタルテープ元年﹂とも言われている。この年のメタルラインナップは11モデルであった。それに対応したカセットデッキ、およびラジオカセットレコーダー︵ラジカセ︶は大手日本メーカーでは日本ビクター︵現・JVCケンウッド︶から他社に先駆けるような形で先行発売され、1978年11月25日に国産初にして業界初のメタルポジション録再対応カセットデッキ﹁KD-A6﹂を、更に1979年9月1日には同じく国産初にして業界初のメタルポジション録再対応ステレオラジオカセットレコーダー﹁RC-M70﹂をそれぞれ発売した[4]。
また、一時期メタルテープを使用した高音質ミュージックテープがレコード会社から市販されていた[5]。
磁性体
非酸化金属由来のメタルパウダーを使用しているため、発売当初は酸化する︵錆びる︶のではという噂も流れていた。そのため、湿気の少ないところが良いという都市伝説も流れた。実際にテープには好条件であったが、実際、磁性体そのものが酸化することはほぼ発生しない。ただし、傷や埃、指紋などの付着や汚れによる各種ドロップアウトは当然ながら発生する。当時の売りはフェリクロムポジションはともかく、ハイポジション︵クロムポジション︶を上回る保磁力、残留磁束が桁違いであったことなどである。
穴の利用
![](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/b/b3/CassetteTypes2.jpg/200px-CassetteTypes2.jpg)
ノーマルポジションテープとは磁性体や特性が異なるため、何かしらの方法で区別するしかなかった。すでに、ハイポジションには、採用されていたもののメタルテープにも穴を使用するという発想がなかったため、1980年︵昭和55年︶6月以前に製造・出荷されたメタルテープでは自動検知孔がノーマルポジション/フェリクロムポジション、あるいはクロムポジション/ハイポジションの穴になっていた[6]。
オートセレクターの付いたデッキでは使用が困難であるが、メタルテープ発売当初の頃のデッキというのは、スイッチでイコライザー等を切り替える方式が主流であったため、それほど困難ではなかった。中には、オートセレクターの付いたデッキでも強制的にメタルに変更するスイッチがついている製品も存在した。︵例として、AKAIのGX-F95)
価格
価格にいたっては非常に高価であり、世界初のメタルテープであるScotch﹁METAFINE﹂の46分が1巻あたり1,350円であった。
ちなみに1978年12月当時のソニーAHF(TDKだとED、マクセルだとXLI、富士フイルムだとRange6相当)46分は550円、同ソニーJHF(TDKだとSA、マクセルだとXLII、富士フイルムだとRange4x相当)は600円、同ソニーDUADは800円と、メタルテープは非常に高価であることを示していた。1979年3月には、TDKがアルミダイキャストを採用した、メタルテープのMA-R︵後にMA-XGに改称︶が登場。カセットテープ自体の共振や摩擦損失、変調ノイズなどを抑える役割をしている。
また、MA︵TDK︶やMETALLIC︵ソニー︶、MX︵日立マクセル︶、Super Range︿後にSRを経てFR METALに改称﹀︵富士写真フイルム︶、DXM︵DENON/日本コロムビア︶などのテープも登場。しかし値段は46分︵ただしDXMのみ50分︶であっても1,000円以上と高価だった。
しかし、1980年代末期からメタル、ハイポジションテープの低価格化(マクセルのUDⅡが発端)が始まり、特に1986年︵昭和61年︶夏に発売を開始したAXIA︵富士マグネテープ→富士フイルム アクシア︿現・富士フイルム﹀︶の標準クラスのメタルテープである﹁XD-Master﹂がメタルテープ低価格化の発端となり、メタルテープが幾分ではあるものの、手軽に買えるようになった。理由として、カセットハーフのスケルトン︵透明︶ハーフ化、およびカセットハーフの部品点数の簡略化や超音波溶着などによる製造コストの引き下げを中心としたメタルの生産が手軽になったことがあげられる。その結果、価格は46分用テープで500円台まで下がり、当初とは比べ物にならない程の値段となっていた。しかし、TDKの﹁MA-XG﹂などのアルミダイキャスト複合型カセットハーフ︵カセットシェル︶を採用したテープは絶版になるまで一貫して高かった。ソニーが最後の最高級メタルテープとして1993年︵平成5年︶に﹁Super Metal Master﹂を発売。発売当時の希望小売価格︵標準価格︶は、46分用テープで消費税別2,300円と、この当時の同社のDAT用の120分用テープ﹁DT-120RN﹂の希望小売価格︵消費税別1,600円︶、およびMD用の74分用ディスク﹁MDW-74﹂の希望小売価格︵消費税別1,700円︶よりも更に高価であった。
以降は、ソニー﹁METAL-XR﹂﹁CDix-IV﹂[7]、TDK﹁CDing IV﹂、日立マクセル﹁Metal CD's﹂[8]、AXIA﹁J'z METAL﹂、DENON﹁CD-Jack IV﹂などが最下級クラスを支えるメタルテープとして販売された。
2022年︵令和4年︶現在、大手電気量販店で購入することは既に生産終了となっているため不可能だが、リサイクルショップなどで未使用品の購入が可能となっている。なお、未使用品︵デッドストック︶に関しては発売当時人気が高かった高価格帯の製品は非常に高額な相場︵例・TDK MA-R/MA-XGシリーズ、ソニー Metal-Masterシリーズ、マクセル Metal-Vertexなど︶になっている場合もある。今となっては廉価版メタル︵CDing、CD's、CDix、J'z、CD-Jackの各種シリーズ等︶などでも高価格で取引されていることが多い。理由として挙げられるのは、生産がすでに終了しているため骨董品扱いとなっていることや、収集家や愛好家によるもの。
生産終了
ソニーは1997年︵平成9年︶発売のCDixⅣ、AXIAは同年7月発売のJ'z METALと、翌1998年︵平成10年︶4月発売のPS METALを最後にリニューアルを終了。日立マクセルは1999年︵平成11年︶のMETAL UDを最後にリニューアルを終了。いずれも販売は1999年~2000年︵平成12年︶頃となっており、最終的にTDKのみが最後のメタルテープをMA-EXとして販売を行っていたが、2001年︵平成13年︶末にメタルの生産を終えたことで2007年︵平成19年︶までに流通在庫が全て完売となった。このほか、ダイソーなどに在庫として流れたこともあった。販売終了の理由としては、MDやDAT、CD-R/RW等のデジタル系録音メディアに移行した、iPodなどのデジタルオーディオプレーヤーが台頭してきたことなどが、販売終了の背景にあるとされる。
また、メタルポジション録再対応カセットレコーダー・カセットデッキを発売していたメーカーは2000年代以降、ナカミチとソニー︵現・ソニーグループ︶、日本ビクター︵現・JVCケンウッド︶、ティアック、パイオニア︵ホームAV機器事業部、後のパイオニアホームエレクトロニクス→オンキヨー&パイオニア→オンキヨーホームエンターテイメント→オンキヨーテクノロジー/ティアック︶、オンキヨー︵旧法人、後のオンキヨーホームエンターテイメント→オンキヨーテクノロジー/ティアック︶の6社を残すのみとなったが、その残った6社がメタルポジション録再対応カセットレコーダー・カセットデッキの製造・販売を終了したのは、ナカミチが2002年︵平成14年︶末[9]、ソニーが2005年︵平成17年︶末[10]、日本ビクターが2006年︵平成18年︶3月[11]、パイオニアが2008年︵平成20年︶6月[12]、オンキヨーが2009年︵平成21年︶1月[13]、そしてティアックが2009年8月[14]である。
使用上の注意点
メタルポジションテープは高性能すぎる故に、再生するときのイコライザーは50μsが良いとされていたが、その場合従来型のレコーダー・デッキでは使用不可となってしまうため、70μsとなった。
高域MOLの良さをスポイルする形だった。また、最大残留磁束密度は3,000 - 4,800ガウス、保磁力は1,000 - 1,300エルステッドと非常に高いため、対応していないレコーダーで上書き録音しようとすると音が残るおそれがある。
1978年に発売されたメタルテープは当初、検出穴を使うということが決まっていなかったため、オートテープセレクター搭載のデッキは、ノーマル︵フェリクロムポジション含む︶またはハイポジション︵クロムポジション︶と認識されてしまう。
1980年代初頭に発売された一部のステレオラジオカセットレコーダー︵ステレオラジカセ︶︵主にミニラジカセを含む4万円前後のクラスの機種︶、および日本ビクターから発売されたモノラルラジオカセットレコーダー︵モノラルラジカセ︶﹁RC-S110﹂ではテープセレクターがノーマルポジションとメタルポジションのみ録音バイアスが対応する機種も存在していた。この場合、ハイポジションは事実上、録音バイアスの特性がメタルポジションと大きく異なるため録音不可能となるが、再生イコライザーがメタルポジションと同一の数値となるため、再生のみの対応となる。ノーマルポジション専用の録再機・再生専用機での使用に関しては当然、録音不可能(消去時にしっかり消えない)だが、再生するだけならハイポジション同様、とりあえず可能である︵トーンコントロールなどに見られる音質調整が可能な機種では使用上、問題はないがノーマルポジションと音質が大きく異なり、非常に高域が強調された(ドラムが強調され、鐘などの音がかき消される)音質となる。[15]︶。
特に、最低でも超硬質パーマロイヘッド︵ハードパーマロイヘッド︶以上の硬度を持った磁気ヘッド[16]ではない、特に1970年代初頭まで生産・発売されていた普通の柔らかいパーマロイヘッドを採用したノーマルポジション専用のカセットレコーダー、およびカセットプレーヤー、カーオーディオ︵カーステレオ︶などで再生した場合、かつてのクロムテープやテープの表面が鏡面化処理されていない初期のノーマルテープほどではないものの、ヘッドが摩耗しやすくなる場合も少なくない。
過去のメタルポジション用カセットテープ一覧
メーカー毎に、それぞれのラインナップの最初のモデルの生産開始年と、最終モデルの生産終了年︵出荷終了年︶を記した。
●TDK︵ダイカストフレームのMA-Rでコンパクトカセットテープにおける超高級品というジャンルを確立した。日本国内で最後までメタルを生産・発売していた普及モデルはCDing・DJ︶
●MAシリーズ
●MA (1979年 - 1998年)
●MA-R (1979年 - 1985年)
●MA-X (1985年 - 1990年)
●MA-XG (1985年 - 1990年)
●MA-XG "Fermo" (1990年 - 1996年) ※ただし、海外市場向けは引き続きMA-XGの商品名で発売された
●MA-EX (1998年 - 2001年) ※2007年販売終了
●CDingシリーズ
●CDing-IV (1990年 - 1994年)
●Super CDing-IV (1992年 - 1994年)
●CDing-Metal (1994年 - 1998年)
●DJ Metal (1995年 - 1998年)
●日立マクセル︵輸出規制品とされた超高級品Metal-Vertexが有名︶
●MX (1979年 - 1991年)
●METAL-Capsule (1989年 - 1990年)
●Metal-GPX (1992年 - 1994年)
●Metal-Vertex (1989年 - 1993年)
●METAL-XS (1992年 - 1998年)
●METAL-UD (1990年 - 2001年) ※2003年販売終了
●Metal-CD's (1992年 - 1999年)
●Metal-Po'z (1995年 - 1998年)
●ソニー︵初の二層塗布タイプMetal-ES、最エントリークラス(最低価格帯)のメタルテープ普及のきっかけを作ったMETAL-XR、およびCDixIVなど他社への影響は大きい︶
●METALLIC (1979年 - 1983年)
●Metal-ES (1983年 - 1998年)
●Metal-S (1984年 - 1992年)
●Metal-Masterシリーズ
●Metal-Master(1986年 - 1993年)
●SuperMetalMaster (1993年 - 1998年)
●METAL-XRシリーズ
●METAL-XR (1989年 - 1992年)
●Metal-XRS (1994年 - 1996年)
●ES-IV (1991年 - 1994年)
●X-IV (1992年 - 1994年)
●CDixシリーズ
●CDixIV (1990年 - 1996年)
●CDix METAL︵1996年 - 2000年︶※2002年販売終了
●富士フイルム・AXIA︵AXIAブランド発足以降、低価格帯が充実︶
●Super Range (1979年 - 1980年)
●SR (1980年 - 1981年)
●FR-METAL (1981年 - 1986年)
●XD-Master (1986年 - 1989年)
●PSシリーズ
●PS-IVx (1989年 - 1991年)
●PS-METAL (1991年 - 1999年)
●AXIA METALシリーズ
●METAL (1990年 - 1992年)
●METAL Slim︵1992年 - 1993年︶
●AU-IVx (1991年 - 1994年)
●K-METAL (1994年 - 1998年)
●J'z-METAL (1993年 - 1999年) ※2001年販売終了
●日本コロムビア・DENON︵基本的に1グレードだが、末期に高級品MG-Xを発売︶
DXM、MD、CD-JackIV、MG-X、GR-IV
●太陽誘電・That's︵当時の新興企業故に最も早期にメタルを低価格化し、当初より普及品・標準品の2グレードを持っていた。後に高級品も発売︶
MG、MR、MG-X、MR-X、EVE IV、MR-XP、CD-IV、SUONO、CD-IV S、PH IV、CD/IV F、OW-4
●日本ビクター・JVC︵世界初のメタル対応カセットデッキ、およびメタル対応ステレオラジカセを発売。基本的に自社開発且つ1グレードのみのラインアップ︶
ME、ME-PRO、ME-ProII、ME-NewPro、XF IV
●Magnax・コニカ︵現・コニカミノルタ︶︵1グレードのみ︶
Metal、MM
●松下電器産業︵現・パナソニック︶︵Technics・National︶︵細部の仕様は異なるものの同時期のTDKのOEM。Angromシリーズのみ磁性体は自社開発[17]︶
●MX︵1979年 - 1981年︶
●COMPOS︵1981年 - 1983年︶
●EM︵1983年 - 1984年︶
●Angromシリーズ
●Angrom MX-DU︵1984年 - 1986年︶
●Angrom MA-DU︵1986年 - 1988年︶
●日立製作所・Lo-D︵同時期のマクセルのOEMだがMTは独自のハーフ︶
ME、MT-X、MT#
●ティアック︵マクセルのOEM。リール固定タイプ及びリール交換タイプ︶
●Studioシリーズ
●Studio︵1983年 - 1984年︶
●Studio-X︵1984年 - 1986年︶
●O-Casse/MT︵1984年 - 1985年︶
●パイオニア︵ホームAV機器事業部。後のパイオニアホームエレクトロニクス→オンキヨー&パイオニア→オンキヨーホームエンターテイメント→米国Premium Audio Company社︶︵細部の仕様は異なるものの同時期の富士フイルムのOEM。また、北米・南米向けは細部の仕様は異なるものの同時期の日本コロムビアのOEM︶
●M1︵1981年 - 1982年︶
●M1a︵1983年 - 1984年︶
●ナガオカ・ジュエルトーン︵現・ナガオカトレーディング。細部の仕様は異なるものの同時期の日本コロムビアのOEM。後継製品はなく1種のみ︶
METAL MUSIC
●3M・Scotch︵メタルテープの開発元であるが、日本では後継製品はなく1種のみ。現・韓オージン社︶
●Metafine︵1978年 - 1981年︶
●BASF︵海外では製造が続けられていたが、日本では1980年代中期に撤退︶
Metal、ProIV
●ナカミチ︵細部の仕様は異なるもののTDKのOEM。1種のみであるが厳選品を採用︶
●ZX︵1979年 - 1986年︶
出典
・カセットテープコンプリートブック(ステレオ時代編集部 より)
注
(一)^ ただし、日本市場のみMA-XG Fermoの商品名で発売された。
(二)^ 1969年︵昭和44年︶3月には日本でも発売された。
(三)^ 実際には後述する日本ビクター製のメタルポジション録再対応ステレオカセットデッキの初号機種﹁KD-A6﹂の発売開始より6日遅れの発売開始となった。
(四)^ このほか、1982年︵昭和57年︶6月5日には同じく日本ビクターが業界初にして唯一となるメタルポジション録再対応モノラルラジオカセットレコーダー﹁RC-S110﹂が発売された。
(五)^ 一例としては、ビクター音楽産業︵現・JVCケンウッド・ビクターエンタテインメント︶、およびRVC︵現・ソニー・ミュージックレーベルズ︶からリリースされていた﹁メタルミュージックカセット﹂やCBS・ソニー、およびEPIC・ソニー︵前者・後者共に 現・ソニー・ミュージックレーベルズ︶からリリースされていた﹁メタルマスターサウンド﹂、日本コロムビアからリリースされていた﹁メタルダイナミックサウンド﹂、トリオ︵現・JVCケンウッド︶の音楽レコード事業部のトリオレコード︵現・アートユニオン︶からリリースされていた﹁スーパー・メタル・シリーズ﹂が該当していた。
(六)^ ただし、富士写真フイルム︵現・富士フイルム︶から同年5月より発売された﹁FUJI CASSETTE SR﹂︵実際は1979年10月から1980年4月まで同社から発売されていた﹁Super Range﹂のマイナーリニューアル品に過ぎない︶では他社より一足早く、当初からメタルポジション用自動検知孔が採用された[1]。
(七)^ ﹁METAL-XR﹂の事実上の後継にあたる製品。
(八)^ ﹁Metal UD﹂の廉価版にあたる製品。
(九)^ DR-10
(十)^ カセットデンスケ TC-D5M
(11)^ TD-W313mkII
(12)^ T-D7
(13)^ K-505FX
(14)^ W-790R
(15)^ その一例として、1980年代にビクター音楽産業、およびRVCから発売されたメタルテープを使用した一部のミュージックテープではパッケージ裏側に﹁このテープはMETAL又はCrO2、Fe-Cr︿70μs﹀ポジションでおききになれば最高の音質がお楽しみ頂けます。︵また、︶このポジションのない再生機︵いわゆるノーマルポジション専用機︶でも従来のミュージック・テープと同様にお楽しみいただけます。﹂という表記が記載されていた。
(16)^ 例・フェライトヘッド、センダストヘッド、アモルファスヘッド等
(17)^ ただし、実際の製造委託はTDKが担当した。
関連項目
- コンパクトカセット
- ノーマルポジション
- ハイポジション(クロムポジション)
- フェリクロムポジション
- 8ミリビデオ/Hi8
- EDBeta
- W-VHS
- DAT(デジタルオーディオテープ)
- デジタルマイクロカセット(NT)
外部リンク
- tape_fan. “カセットテープ収蔵品展示館”. カセットテープ収蔵品展示館. 2020年7月16日閲覧。