セイバーマリオネット
『セイバーマリオネット』は、あかほりさとる・ねぎしひろしの両名によって企画および制作されたメディアミックスプロジェクト作品群、および同プロジェクトの作品を原作に置いて制作された各種メディア作品群の両作品群を指す総称。また、これら各作品に登場する特定の性質を持つ女性型アンドロイド(ガイノイド)の形式種別名でもある。
セイバーマリオネット | |
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ジャンル | サイエンス・フィクション サイエンス・ファンタジー ラブコメ、冒険活劇、バトル |
OVA:SMガールズ セイバーマリオネットR | |
原作 | あかほりさとる、ねぎしひろし |
監督 | ますなりこうじ |
キャラクターデザイン | 岩田幸大 |
メカニックデザイン | 岸田隆宏 |
アニメーション制作 | アニメイトフィルム、ゼロ・ジー・ルーム |
製作 | バンダイビジュアル、ムービック |
発表期間 | 1995年5月 - 1995年9月 |
話数 | 全3話 |
ラジオ(CD)ドラマ:SMガールズ セイバーマリオネットR | |
原作 | あかほりさとる、ねぎしひろし |
脚本 | 川崎ヒロユキ、あかほりさとる |
放送局 | 文化放送 |
番組 | のわぁんちゃってSAY YOU! |
発売元 | キングレコード |
販売元 | キングレコード |
レーベル | スターチャイルド |
発売日 | 1995年 |
話数 | 全12話+おまけ6編 |
枚数 | CD3枚 |
その他 | ラジオ放映は1994年10月から12月まで。 |
小説:SMガールズ セイバーマリオネットR | |
著者 | あかほりさとる、ねぎしひろし(原作) 長谷川勝己(執筆) |
イラスト | 斉藤卓也(1巻) 黒田和也(2巻) |
出版社 | 富士見書房 |
掲載誌 | 書き下ろし |
レーベル | 富士見ファンタジア文庫 |
刊行期間 | 1995年9月 - 1996年7月 |
巻数 | 既刊2巻 |
漫画:SMガールズ外伝 セイバーマリオネットZ | |
原作・原案など | あかほりさとる、ねぎしひろし |
作画 | 岡田芽武 with STUDIO RESPONSE |
出版社 | 学習研究社 |
掲載誌 | アニメV |
発表期間 | 1995年5月号 - 1996年 |
巻数 | 単行本発刊なし |
小説:SMガールズ セイバーマリオネットJ | |
著者 | あかほりさとる |
イラスト | ことぶきつかさ |
出版社 | 富士見書房 |
掲載誌 | 月刊ドラゴンマガジン |
レーベル | 富士見ファンタジア文庫 |
刊行期間 | 1994年 - 1999年 |
巻数 | 全12巻 |
漫画:セイバー・マリオネットJ | |
原作・原案など | あかほりさとる・ことぶきつかさ(原作) 花田十輝(脚本) |
作画 | 琴義弓介 |
出版社 | 角川書店 |
掲載誌 | 月刊コミックドラゴン |
レーベル | 角川コミックス ドラゴンジュニア |
巻数 | 全5巻 |
アニメ:セイバーマリオネットJ | |
監督 | 下田正美 |
シリーズ構成 | 関島眞頼 |
キャラクターデザイン | 島村秀一 |
アニメーション制作 | JUNIO |
製作 | テレビ東京、創通映像 |
放送局 | テレビ東京 |
放送期間 | 1996年10月1日 - 1997年3月25日 |
話数 | 全25話 |
OVA:またまたセイバーマリオネットJ | |
監督 | 下田正美 |
シリーズ構成 | 関島眞頼 |
キャラクターデザイン | 島村秀一 |
アニメーション制作 | ハルフィルムメーカー |
製作 | バンダイビジュアル、創通エージェンシー |
発表期間 | 1997年11月 - 1998年6月 |
話数 | 全6話 |
アニメ:セイバーマリオネットJ to X | |
総監督 | 下田正美 |
シリーズ構成 | 関島眞頼 |
キャラクターデザイン | 島村秀一 |
アニメーション制作 | ハルフィルムメーカー |
製作 | テレビ東京、創通映像 |
放送局 | テレビ東京 |
放送期間 | 1998年10月6日 - 1999年3月30日 |
話数 | 全25話+未放送1話 |
漫画:セイバーマリオネット i ~ネオジェネ~ | |
原作・原案など | あかほりさとる |
作画 | 大朋めがね |
出版社 | 角川書店(富士見書房) |
掲載誌 | 月刊ドラゴンエイジ |
レーベル | 角川コミックス ドラゴンJr. |
巻数 | 既刊1巻 |
テンプレート - ノート | |
プロジェクト | アニメ |
ポータル | アニメ |
本来、作品名としては『SMガールズ セイバーマリオネット』とするのが正しいが、後述するテレビアニメ版の影響から『セイバーマリオネット』というタイトルのみで通る逆転現象が起き、後に後発の作品群がこれを公式に踏襲するようになった。
概要
編集シリーズの沿革
編集- 1994年:企画スタート。アニラジ『まんがの森シアター あかほりさとる のわぁんちゃってSAY YOU!』(文化放送)にてラジオドラマ『SMガールズ セイバーマリオネットR』開始[注 1]。月刊ドラゴンマガジン(富士見書房)10月号にてライトノベル『SMガールズ セイバーマリオネットJ』連載開始。
- 1995年:『アニメV』(学習研究社)にて『SMガールズ外伝 セイバーマリオネットZ』開始。OVA『SMガールズ セイバーマリオネットR』発売。Rと同じく『ポリケロの のわぁんちゃってSAY YOU!』にてラジオドラマ『SMガールズ セイバーマリオネットJ』開始[注 1]。
- 1996年:テレビアニメ『セイバーマリオネットJ』放映。『月刊コミックドラゴン』にて漫画版『セイバーマリオネットJ』連載開始。
- 1997年:OVA『またまたセイバーマリオネットJ』発売。
- 1998年:テレビアニメ『セイバーマリオネットJtoX』放映。
- 1999年:ライトノベル『SMガールズ セイバーマリオネットJ』連載終了。
- 2000年:ドラゴンマガジン増刊『ファンタジアバトルロイヤル』(富士見書房)にて短編ライトノベル『私立大江戸学園興亡記』発表。
- 2008年:『月刊ドラゴンエイジ』(富士見書房)にて『セイバーマリオネットi~ネオジェネ~』連載。
- 2014年:ねぎしひろしが「AICプロジェクト」(のちのセイバープロジェクト)を立ち上げ。本シリーズの最終使用許諾を同社に一元化。
- 2016年:AICプロジェクト、社名を「セイバープロジェクト」に改める。
セイバーマリオネットシリーズの作内時間変遷
編集テラツー暦元年
編集テラツー暦300年
編集テラツー暦500年
編集テラツー暦600年
編集『私立大江戸学園興亡記』にあたる。ただし『大江戸学園』はテラツー暦599年からのスタート。
テラツー暦800年
編集『SMガールズ セイバーマリオネットZ』にあたる。
- テラツー史上のトピック
- 暴走マリオネットによる人襲事件の増加。
SMガールズ セイバーマリオネットR
編集最初に企画されメディアに登場したセイバーマリオネットシリーズ作品。1994年よりラジオドラマとしてスタート、OVAは1995年製作。以下に解説される全ての『セイバーマリオネット』作品に対する原典作品に位置付けられている作品である[2]。
惑星テラツーに存在する6つの文化都市の一つ・ロマーナ国で巻き起こるクーデター騒動を舞台にしたアクションストーリー。前述の通り、テラツー歴にして500年代の出来事とされている。
この世界では『セイバーマリオネットJ』にて起こった一連のストーリーイベントを「女性復活」と称し歴史上最大の快挙と語り継がれており、それに関わった3台のセイバーマリオネットとそのマスターである間宮小樽(『セイバーマリオネットJ』の主人公)は独裁者ファウストのテラツー支配を阻み女性復活を成したテラツー最大の英雄として語り継がれている。
あらすじ (R)
編集登場人物 (R)
編集ドラマCDのみ登場するキャラクター
編集小説版のみ登場するキャラクター
編集OVA
編集スタッフ
編集- 原作・監修 - あかほりさとる、ねぎしひろし
- 監督 - ますなりこうじ
- キャラクター原案 - いづなよしつね、田沼雄一郎
- キャラクターデザイン - 岩田幸大
- メカニックデザイン - 岸田隆宏
- 演出・絵コンテ - ますなりこうじ(1話、3話)、鶴巻和哉(2話)
- 作画監督 - 岩田幸大(1話)、菅沼栄治(2話)、齋藤卓也(3話)
- 美術監督 - 西田稔
- 撮影監督 - 白井久男
- 音楽 - 大森俊之
- 音響監督 - 田中英行
- プロデューサー - 杉田敦、柴田光輝
- アニメーション制作 - アニメイトフィルム、ゼロ・ジー・ルーム
- 製作 - バンダイビジュアル、ムービック
主題歌
編集小説
編集SMガールズ セイバーマリオネットJ
編集あらすじ (J)
編集登場人物 (J)
編集テレビアニメオリジナルキャラクター
編集漫画
編集テレビアニメ
編集スタッフ (J)
編集- 原作 - あかほりさとる
- 監督 - 下田正美
- シリーズ構成 - 関島眞頼
- キャラクター原作 - ことぶきつかさ
- キャラクターデザイン - 島村秀一
- 美術監督 - 永井一男
- 色彩設計 - 中村忍
- 撮影監督 - 渡邊英俊
- 編集 - 西山茂
- 音響監督 - 田中英行
- 音楽 - PAROME
- プロデューサー - 小林教子(テレビ東京)、横山真二郎
- アニメーションプロデューサー - 早川光相(JUNIO)、春田克典 (ハルフィルムメーカー)
- アニメーション制作 - JUNIO
- 製作協力 - バンダイビジュアル、杉田敦
- 製作 - テレビ東京、創通映像
主題歌・挿入歌 (J)
編集- オープニングテーマ
-
- 「Successful Mission [Ver.1]」(第1話 - 第18話)
- 「Successful Mission [Ver.2]」(第19話 - 第25話)
- 作詞 - MEGUMI / 作曲 - 佐藤英敏 / 編曲 - 矢吹俊郎 / 歌 - 林原めぐみ
- エンディングテーマ
-
- 「I'll be there」(第1話 - 第23話)
- 作詞 - MEGUMI / 作曲 - 佐藤英敏 / 編曲 - 添田啓二 / コーラスアレンジ - 奥井雅美 / 歌 - 林原めぐみ
- 「十六夜」(第24話)
- 作詞 - 松葉美保 / 作曲・編曲 - 岩本正樹 / 歌 - 林原めぐみ
- 「Successful Mission」(第25話)
- 作詞 - MEGUMI / 作曲 - 佐藤英敏 / 編曲 - 矢吹俊郎 / 歌 - 林原めぐみ
- 挿入歌
各話リスト (J)
編集話数 | サブタイトル | 脚本 | 絵コンテ | 演出 | 作画監督 | 放送日 |
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Program:START | ライム登場!オトコだけの惑星 | 関島眞頼 | 下田正美 | 千葉道徳 | 1996年 10月1日 | |
Program:02 | お騒がせマリオネットガール | 金巻兼一 | 渡辺哲哉 | 門智昭 | 10月8日 | |
Program:03 | ジャポネス城で大騒動!? | あみやまさはる | 大地丙太郎 | 杉山慶一 | 鈴木勤 | 10月15日 |
Program:04 | チェリーパニック ロマンス大作戦!! | 植竹須美男 | 康村諒 | 柳瀬雄之 | 10月22日 | |
Program:05 | ファウストの挑戦!! | 野辺朋史 | 石山タカ明 | 西本由紀夫 | 千葉道徳 門智昭 |
10月29日 |
Program:06 | 熱烈不歓迎!空飛ぶラブアタック! | 関島眞頼 | 松園公 | 関田修 | 河村明夫 | 11月5日 |
Program:07 | 一攫千金はヌカ喜びでぃ! | 金巻兼一 | 本田一行 | 木村隆一 | 津幡佳明 山口晋 |
11月12日 |
Program:08 | 恋占いバトルロイヤル!! | 植竹須美男 | 寺東克己 | 下田正美 | 東出太 | 11月19日 |
Program:09 | ガルトラント、みんなでいけばこわくない!! | あみやまさはる | 西本由紀夫 | 石野聡 | 11月26日 | |
Program:10 | 潜入!!黒き帝国 | 長谷川勝己 | 高柳哲司 | 池端隆史 | 畑智司 渡辺明夫 |
12月3日 |
Program:11 | 乙女回路で大勝利!? | 金巻兼一 | 康村諒 | 畑智司 柳瀬雄之 |
12月10日 | |
Program:12 | ファーストキスはプラズマの味!? | 長谷川勝己 | 寺東克己 | 真野玲 | 千葉道徳 | 12月17日 |
Program:13 | 小樽デビュー!!今、君が輝く時!! | 植竹須美男 | 佐山聖子 | 増上寺城蔵 | 12月24日 | |
Program:14 | 迎春!!小樽杯マリオネットコンテスト!! | 金巻兼一 | 寺東克己 | 花井信也 | 今泉賢一 | 1997年 1月8日 |
Program:15 | 女性復活!?ローレライの謎 | 関島真頼 | まつぞのひろし | 真野玲 | 千葉道徳 | 1月14日 |
Program:16 | いきものってなあに? | 植竹須美男 | 寺東克己 | 西本由紀夫 | 島村秀一 | 1月21日 |
Program:17 | やさしさと切なさと女らしさと | 金巻兼一 | 神戸守 | 小高義規 | 柳瀬雄之 | 1月28日 |
Program:18 | 城塞変形!!立てジャポネスガー | 長谷川勝己 | 開木菜織 | 池端隆史 | 渡辺明夫 畑智司 |
2月4日 |
Program:19 | ティーゲル、愛のはてに……!! | あみやまさはる | 西本由紀夫 | 古賀誠 | 2月11日 | |
Program:20 | おもいはてなく こころはるかに | 金巻兼一 | 寺東克己 | 高田淳 | 岡辰也 | 2月18日 |
Program:21 | 闇と光のバーベキュー大会 | 佐山聖子 | 山田一郎 | 2月25日 | ||
Program:22 | 天空(あま)翔る想い | 寺東克己 | 真野玲 | 柳瀬雄之 | 3月4日 | |
Program:23 | ファウスト 歪んだ純心 | あみやまさはる | 池端隆史 | 畑智司 古賀誠 |
3月11日 | |
Program:24 | 乙女たちの旅立ち | 金巻兼一 | 甚目喜一 | 西本由紀夫 | 千葉道徳 | 3月18日 |
Program:25 | いつもキミがそばにいる | 関島真頼 | 下田正美 | 島村秀一 | 3月25日 |
放送局 (J)
編集放送期間(または、放送体制) | 放送時間 | 放送局 | 対象地域 [9] | 備考 |
---|---|---|---|---|
1996年10月1日 - 1997年3月25日 | 火曜 18:00 - 18:30 | テレビ東京系列全6局 | 北海道・関東広域圏・愛知県・ 大阪府・岡山県・香川県・福岡県 | うち、福岡県のTVQ九州放送のみ当時の名称はTXN九州 |
遅れネット | 火曜 16:30 - 17:00 →火曜 16:28 - 16:58[10] |
山形放送 | 山形県 | 日本テレビ系列 |
火曜 17:00 - 17:30 | テレビ信州 | 長野県 | 日本テレビ系列 | |
金曜 5:25 - 5:55 | テレビ新広島 | 広島県 | フジテレビ系列 |
またまたセイバーマリオネットJ
編集テレビシリーズ『セイバーマリオネットJ』の好評を受けて制作されたOVAシリーズ。副題は「Program26 プラズマティック・クライシス」で全巻を通じた話がテレビシリーズの第26話目としての扱いとなる。当時としては珍しいデジタル制作を導入した[11]。第一部と共通するキャラクターと声優に入替などは無かったが、収録時にパンター役の井上喜久子が産休に入ったため篠原恵美が代役を務めた。また、スタジオジュニオの経営危機により、制作会社がハルフィルムメーカーへと変更となっている。ストーリー的には後述の『J to X』につながっている。
登場人物 (J-OVA)
編集スタッフ (J-OVA)
編集- 原作 - あかほりさとる
- 監督 - 下田正美
- 監督補佐 - 佐山聖子
- シリーズ構成 - 関島眞頼
- キャラクター原作 - ことぶきつかさ
- キャラクターデザイン - 島村秀一
- 美術監督 - 西川淳一郎
- 色彩設計 - 川上善美
- 編集 - 西山茂
- 音響監督 - 田中英行
- 音楽 - PAROME
- プロデューサー - 杉田敦、横山真二郎、春田克典
- 制作 - ハルフィルムメーカー
- 製作 - バンダイビジュアル、創通エージェンシー
主題歌 (J-OVA)
編集- オープニングテーマ
-
- 「咲かせるぜ!度胸花」(第1話)
- 作詞 - 木本慶子 / 作曲・編曲 - 岩本正樹 / 歌 - 今井由香
- 「hesitation」(第2話 - )
- 作詞 - MEGUMI / 作曲・編曲 - 矢吹俊郎 / 歌 - 林原めぐみ
- エンディングテーマ
-
- 「hesitation」(第1話)
- 作詞 - MEGUMI / 作曲・編曲 - 矢吹俊郎 / 歌 - 林原めぐみ
- 「守ってあげる」(第2話)
- 作詞 - 松葉美保 / 作曲・編曲 - 今泉洋 / 歌 - 平松晶子
- 「HEART BREAK DOWN」(第3話)
- 作詞 - 松葉美保 / 作曲 - 若林剛太 / 編曲 - 五島翔 / 歌 - 白鳥由里
- 「影になれ」(第4話)
- 作詞 - 木本慶子 / 作曲・編曲 - 岩本正樹 / 歌 - 折笠愛
- 「風の詩を聞きながら」(第5話)
- 作詞 - 松葉美保 / 作曲 - 若林剛太 / 編曲 - 小林信吾 / 歌 - 金牧麗
- 「I'll be there (Ballad Version)」(第6話)
- 作詞 - MEGUMI / 作曲 - 佐藤英敏 / 編曲 - 大平勉 / コーラスアレンジ - 奥井雅美 / 歌 - 林原めぐみ
各話リスト (J-OVA)
編集話数 | サブタイトル | 脚本 | 絵コンテ | 演出 | 作画監督 |
---|---|---|---|---|---|
Load:01 | みんな幸せ | 関島眞頼 | - | 西本由紀夫 | 島村秀一 千葉道徳 |
Load:02 | 美しきマリンブルー | 金巻兼一 | 下田正美 | 佐山聖子 | 宇佐美皓一 |
Load:03 | ラブコメディーは突然に | あかほりさとる | - | 山川吉樹 千葉道徳 | |
Load:04 | 沈黙の暗殺者 | 金巻兼一 | 山川吉樹 | 西本由紀夫 | 宇佐美皓一 |
Load:05 | こころ・めざめの時 | 関島眞頼 | - | 佐山聖子 | 千葉道徳 |
Load:06 | 海へ還る | 金巻兼一 | 西本由紀夫 | 楠本祐子 山川吉樹 |
セイバーマリオネットJ to X
編集登場人物 (J to X)
編集スタッフ (J to X)
編集- 原作 - あかほりさとる
- キャラクター原作 - ことぶきつかさ
- 総監督 - 下田正美
- シリーズ構成 - 関島眞頼
- チーフディレクター - 佐山聖子
- キャラクターデザイン - 島村秀一
- 美術監督 - 西川淳一郎
- 色彩設計 - 川上善美
- 編集 - 西山茂
- 音響監督 - 田中英行
- 音楽 - PAROME
- プロデューサー - 小林敦子(テレビ東京)、横山真二郎(創通映像)
- アニメーションプロデューサー - 春田克典(ハルフィルムメーカー)
- アニメーション制作 - ハルフィルムメーカー
- 製作 - テレビ東京、創通映像
主題歌・挿入歌 (J to X)
編集- オープニングテーマ
-
- 「Proof of Myself」
- 作詞 - MEGUMI / 作曲 - 佐藤英敏 / 編曲 - 添田啓二 / 歌 - 林原めぐみ
- エンディングテーマ
-
- 「Lively Motion [Ver.1]」(第1 - 19、21 - 23話)
- 作詞 - MEGUMI / 作曲 - 佐藤英敏 / 編曲 - 五島翔 / 歌 - 林原めぐみ
- 「風と空を越えて」(第20話)※クレジット表記は挿入歌
- 作詞 - 木本慶子 / 作曲・編曲 - 五島翔 / 歌 - 今井由香
- 「Lively Motion [Ver.2]」(第24 - 25話)
- 作詞 - MEGUMI / 作曲 - 佐藤英敏 / 編曲 - 五島翔 / 歌 - 林原めぐみ
- 「いっしょに」(第26話)※クレジット表記は挿入歌
- 作詞 - 奥井雅美 / 作曲 - 大平勉 / 編曲 - 大平勉 / 歌 - 林原めぐみ、白鳥由里、平松晶子
- 挿入歌
-
- 「栗ひろい」(第3話)
- 作詞 - 花形美剣とその仲間たち / 作曲 - 奥井雅美 / 編曲 - 矢吹俊郎 / 歌 - 子安武人
- 「いよかん」(第3話)
- 作詞 - 花形美剣とその仲間たち2 / 作曲 - 奥井雅美 / 編曲 - 矢吹俊郎 / 歌 - 子安武人
- 「ゆめ みつけた」(第7話)
- 作詞 - 木本慶子 / 作曲・編曲 - 添田啓二 / 歌 - 林原めぐみ、こおろぎさとみ
- 「冗談じゃないよ!」(第19話)
- 作詞 - 松葉美保 / 作曲・編曲 - 林有三 / 歌 - 平松晶子
- 「生命線のマリア」(第21話)
- 作詞 - 只野菜摘 / 作曲・編曲 - 林有三 / 歌 - 浜野和子
- 「約束の地」(第24話)
- 作曲 - 奥井雅美 / 編曲 - 大平勉 / コーラス - 奥井雅美
- 「千日手」(第26話)
- 作詞・作曲 - 奥井雅美 / 編曲 - 大平勉 / 歌 - 子安武人
各話リスト (J to X)
編集話数 | サブタイトル | 脚本 | 絵コンテ | 演出 | 作画監督 | 放送日 |
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PHASE:01 | あっちこっちで文明開化! | 金巻兼一 | 佐山聖子 | 千葉道徳 | 1998年 10月6日 | |
PHASE:02 | だんじり合戦で満願成就! | 関島眞頼 | 西本由紀夫 | 10月13日 | ||
PHASE:03 | 父が出た出た父が出た! | 植竹須美男 | 佐山聖子 | 黒田やすひろ | 祝浩司 | 10月20日 |
PHASE:04 | セイバードールズの旅立ち | 久保田雅史 | 西本由紀夫 | 竹田逸子 | 10月27日 | |
PHASE:05 | しらたきは永遠の輝き | 金巻兼一 | 下田正美 | 西本由紀夫 | 鈴木藤雄 | 11月3日 |
PHASE:06 | 二人の小樽!?恋のタイトロープ | あみやまさはる | 佐山聖子 | 千葉道徳 | 11月10日 | |
PHASE:07 | ひとりぼっちの妖精 | 久保田雅史 | 山口直樹 | 黒田やすひろ | 祝浩司 | 11月17日 |
PHASE:08 | チェリーの子育て奮闘記 | 金巻兼一 | 佐山聖子 | 下田正美 | 宇佐美皓一 | 11月24日 |
PHASE:09 | みんなと森と鉄球と | 植竹須美男 | 佐山聖子 | 竹田逸子 | 12月1日 | |
PHASE:10 | おにぎりは平和の味!? | あみやまさはる | 山口直樹 | 岡崎ゆきお | 祝浩司 | 12月8日 |
PHASE:11 | おとこ小樽の落とし前! | 関島眞頼 | 佐山聖子 | 12月15日 | ||
PHASE:12 | 運命のヘブンズ・クロス | 金巻兼一 | 新房昭之 | 下田正美 | 島村秀一 | 12月22日 |
PHASE:13 | 黒き野望・鋼の巨人復活!! | 久保田雅史 | 佐山聖子 | 浜森理宏 | 1999年 1月5日 | |
PHASE:14 | ペア旅行は各駅停車!? | あみやまさはる | 西本由紀夫 | 千葉道徳 | 1月12日 | |
PHASE:15 | 悠久の都・西安 | 金巻兼一 | 佐山聖子 | 岡崎ゆきお | 祝浩司 | 1月19日 |
PHASE:16 | 翼なき鳥たち | 関島眞頼 | 阿部記之 | 下田正美 | 浜森理宏 | 1月26日 |
PHASE:17 | それぞれの昨日と今日 | 植竹須美男 | 佐山聖子 | 宇佐美皓一 森川均 |
2月2日 | |
PHASE:18 | プラズマ模様の空の下 | 金巻兼一 | 西本由紀夫 | 岡崎ゆきお | 祝浩司 | 2月9日 |
PHASE:19 | 1/3の哀しみ | 関島眞頼 | 佐山聖子 | 竹田逸子 | 2月16日 | |
PHASE:20 | 西安の雨は降りやまず | 久保田雅史 | 開木菜織 | 西本由紀夫 | 千葉道徳 | 2月23日 |
PHASE:21 | 紅蓮の終劇・緋色の目覚め | 植竹須美男 | 佐山聖子 | 楠本祐子 | 3月2日 | |
PHASE:22 | 叫び | あみやまさはる | 西本由紀夫 | 浜森理宏 | 3月9日 | |
PHASE:23 | 機械じかけの夢 | 久保田雅史 | 佐山聖子 | 青木佐恵子 | 宇佐美皓一 | 3月16日 |
PHASE:24 | 虹駆けし乙女たち | 金巻兼一 | 佐藤順一 | 西本由紀夫 | 千葉道徳 | 3月23日 |
PHASE:25 | 光… | 関島眞頼 | 佐山聖子 | 竹田逸子 | 3月30日 | |
PHASE:26 | この空はどこまでも青く | 植竹須美男 | 下田正美 | 島村秀一 | 未放送 |
放送局 (J to X)
編集放送期間(または、放送体制) | 放送時間 | 放送局 | 対象地域 [9] | 備考 |
---|---|---|---|---|
1998年10月6日 - 1999年3月30日 | 火曜 18:00 - 18:30 | テレビ東京系列全6局 | 北海道・関東広域圏・愛知県・ 大阪府・岡山県・香川県・福岡県 | うち、福岡県のTVQ九州放送のみ当時の名称はTXN九州 |
遅れネット | 不明 | IBC岩手放送 | 岩手県 | TBS系列 |
山形放送 | 山形県 | 日本テレビ系列 | ||
火曜 17:00 - 17:30 | テレビ信州 | 長野県 | 日本テレビ系列 | |
木曜もしくは金曜 5:25 - 5:55 | テレビ新広島 | 広島県 | フジテレビ系列 |
コンピュータゲーム
編集テレビゲーム
編集アプリゲーム
編集テーブルトークRPG「ぼくだけのアリシア」
編集ゲームシステム
編集ソロプレイあらすじ(ぼくだけのアリシア)
編集この節にあるあらすじは作品内容に比して不十分です。 |
ソロプレイの登場人物(ぼくだけのアリシア)
編集原作本編からの客演
編集私立寺通学園編
編集角川mini文庫より出された『SMガールズ セイバーマリオネットJ』の番外編。全2巻。1997年発刊。
上述した原作小説やテレビアニメとは異なり『セイバーマリオネットJ』のキャラクターたちが、かつて男子校でありながら共学転換へ踏み切った高校「寺通学園」を舞台に、その共学化の裏で仕組まれていた陰謀と対峙する物語。番外編ということもありキャラクターは共通しているが、彼らの持っている設定や状況が本編となる『セイバーマリオネットJ』とは全く異なっているのが特徴。第1巻『激闘編』の冒頭にて「小樽の夢」である可能性や、あるいは「(本作における)過去の地球(ないしははるか未来のテラツー)においてよく似たキャラクターによって繰り広げられたかもしれない事」である可能性を匂わせる(確定はされていない)文章が記されており、原典『セイバーマリオネットJ』に対しては一種のパラレルワールドと捉えられる内容と言える。
あらすじ(寺通学園編)
編集先代理事長が死亡し、その後を継いだ新理事長「山形ファウスト」の経営戦略によって、共学校へと転換された元男子校「寺通学園」に3人の女教師「ティーゲル」「ルクス」「パンター」が赴任し、3人の女生徒「ライム」「チェリー」「ブラッドベリー」が転校してきた。学園の教員・生徒ともに、それが新理事長の方針ということもあり概ねの人員が方針転換に賛成を唱え彼女らを歓迎していた。しかし、そんな学園の状況に真っ向から歯向かう一人の男子生徒がいた。それが「寺通学園の番長」間宮小樽である。小樽は6人を追い出すために、真っ向から理事長らにぶつかり、そして転校してきた女生徒と対決する事に。結果は惨敗、小樽は大きくメンツを潰し学園での立場がなくなってしまう。だが小樽の行動は転校してきた3人の少女たちの「心」をつかみ彼女らを強く引き付けた。しかし小樽は自身の矜持とケジメのために彼女らの好意を受けるわけにはいかないと突っぱねる。ところが、そんな彼女らと小樽を嘲笑うかのように寺通学園ではファウスト理事長の元、とんでもない陰謀が画策されていた。他ならぬ、その陰謀のために危機に立たされるライムたちの姿を前に、小樽は「男」として彼女らを守るため、真なる「寺通学園の番長」として立ち上がるのである。
原典との設定などの相違
編集書誌情報(寺通学園編)
編集- セイバーマリオネットJ 私立寺通学園激闘編 ISBN 4-04-700178-3
- セイバーマリオネットJ 私立寺通学園熱愛編 ISBN 4-04-700212-7
関連書籍
編集- セイバーマリオネットJ パロディコミック大会
- セイバーマリオネットJ フィルムブック全4巻
- セイバーマリオネットJ アニメコミック全4巻
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SMガールズ外伝 セイバーマリオネットZ
編集執筆者について
編集メイン作画者
編集あらすじ (Z)
編集『セイバーマリオネットR』の時代よりさらに300年の時が経過した。ローレライ・システムの再現システム「フェイス・システム」による「乙女回路」の普及により、マリオネットたちは感情を持ち、より人間に近しい隣人としての立場を手に入れていた。
しかし、その一方でマリオネットの暴走事件が多発。暴走したマリオネットは正常なマリオネットや人間たちを襲うようになる。
主人公であるマリオネットドクターの女性、キタジマ教授は、マリオネット暴走の原因をつきとめるため、供のマリオネットであるクーニと、自らに仕えてくれているスティンガーを連れて暴走マリオネットが数多く出没し、彼らの残骸が眠る樹海の探索に乗り出す。だが探索を始めてすぐに一行は暴走マリオネットの襲撃を受ける。ピンチに陥る彼女らを助けたのは、どこからともなく現れたマリオネット「ZERO」であった。
ZEROは周囲に散らばるマリオネットの残骸や他の稼動マリオネットを自らに取り込み、パワーアップできる乙女回路「Z回路」の持ち主であった。しかし、なぜZEROがそんなものを持つのか、彼女たちはその疑問を解くため、樹海の深奥にある伝説の科学者「スター・フェイス」の居城を目指して進むことになる。
最終的に、暴走マリオネットの存在はフェイス・システムの連続コピーによる世代間劣化が原因であり、ZEROのZ回路はその是正を目的としてフェイスの遺した彼の意識をコピーされたコンピュータが創り上げたものだった。そしてZEROこそはコピーフェイスがRライムを基礎に創り上げたZ回路試作機=次世代マリオネットだったのである。
登場人物(Z)
編集関連CD一覧
編集セイバーマリオネットシリーズの基本技術
編集クローン人類
編集マリオネット
編集男性しか生き残ることのできなかった人間たちが、失われた女性を忘れないために作り上げた女性型アンドロイドの総称。後に人間による労働力の不足、開拓における効率化などの問題によって労働力へと転化され、「ただの機械」「道具」として扱われるようになってしまう。
マリオネットはその用途によって以下のカテゴリに分類される。
汎用型マリオネット
編集主に家事全般を行うために開発された、最も代表的でポピュラー。なお『J-RPG ぼくだけのアリシア』では、専用機能を所持するマリオネット(以下のセクサ・セイバー各種)を組み立てる際における補助機能をも持つ、とされている。
- 代表例(括弧内は登場作品)
- アダリィ(R)
- じぇみに(J)
- 小雪(J)
- チェリー(J) =セイバータイプとの兼用型(後述)
- ルクス(J(原作のみ)) =セイバータイプ・セクサドールとの兼用型(後述)
- 鳳々(J)=アニメでは青龍の仮の姿として設定されているためセイバータイプとの兼用型となる(後述)
- キク(J to X)
- アリシア(J-RPG)
セクサドール
編集主に人間(男性)の生理的な生殖欲求や視覚的な満足を満たすための愛玩型。アニメではセイバードールと表記され、愛玩という設定はほぼ除外されている。
- 代表例(以下に挙げるものは全てセイバータイプとの兼用型)
- エッジ(R)
- キャニー(R)
- ブリッド(R)
- ティーゲル(J)
- ルクス(J)
- パンター(J)
- ベルチェ(J-RPG)
セイバーマリオネット
編集- 代表例(登場作品括弧以下の表記は詳細分類)
- ライム(J) - スピード・パワーのツインバランスタイプ
- ライム(R) - スピード・パワーのツインバランスタイプ
- チェリー(J) - 戦略・戦術型の知略戦タイプ
- チェリー(R) - 耐電式の知略戦型タイプ
- ブラッドベリー(J) - 怪力特化型パワータイプ
- ブラッドベリー(R) - 知略参謀型パワータイプ
- エッジ(R) - 斬撃特化型スピードタイプ
- キャニー(R) - 偵察型の知略戦タイプ
- ブリッド(R) - 銃撃特化型パワータイプ
- ティーゲル(J) - 知略参謀型スピードタイプ
- ルクス(J) - 戦術・戦略・知略参謀型タイプ
- パンター(J) - 粒子砲内臓のパワータイプ
- 梅幸(J) - 諜報・護衛タイプ
- 玉三郎(J) - 諜報・護衛タイプ
- まりん(またまたJ) - プラズマ操作型スピードタイプ
- 青龍=鳳々(J to X) - 知略戦型パワータイプ
- 朱雀(J to X) - 飛行特化型スピードタイプ
- 玄武(J to X) - 対戦車用スピードタイプ
- 白虎(J to X) - スピード・パワーのツインバランスタイプ
- クリーガァII (J) - 量産型戦闘タイプ
- 桜花(J) - 量産型戦闘タイプ
- クリーガァIII (J to X) - 量産型戦闘タイプ
- シルビア(J-RPG)- スピード・パワーのツインバランスタイプ。また成長次第によっては知略参謀型の役割も持てる「フルタイプセイバー」にもなれる可能性を持つ。
兼用型マリオネット
編集用途によって上記3種の内、2種以上の機能を併せ持っているタイプ。当作にて活躍するマリオネットのほとんどはこのタイプで「基礎タイプ+付加機能」として造られている。
- 代表例
- チェリー(J) - セイバー+汎用型
- エッジ(R) - セイバー+セクサドール
- キャニー(R) - セイバー+セクサドール
- ブリッド(R) - セイバー+セクサドール
- ティーゲル(J) - セイバー+セクサドール
- ルクス(J) - セイバー+セクサドール(原作ではさらに汎用型機能がつく)
- パンター(J) - セイバー+セクサドール
- 青龍=鳳々(J to X) - セイバー+汎用型
乙女回路
編集原作タイプ(心臓型)乙女回路
編集『セイバーマリオネットR』『小説(原作)版 セイバーマリオネットJ』『セイバーマリオネットZ』に登場。その形状は心臓の形を模して作られ、位置も心臓部にセット、実際に人間の心臓と同じように拍動する。
小説版Jにおける開発者はミス・ローレライ。幾度もの試行作動と旧回路との比較を行わねばならず、そのために一万体ものマリオネット(ライムタイプ)を必要とした。それらはジャポネスのゲロゲロ温泉郷の地下施設にて安置されている。RおよびZの乙女回路の開発者はスター・フェイス。失われた古代記録から「ローレライ・システム」を再現した「フェイス・システム」を作り上げた。しかしその再現は完全なものとならず、システム第一世代は異常は起こらなかったが、後に開発が第二世代、第三世代と移行するごとにシステムが劣化。暴走マリオネットを生み出す結果に。
また『VS騎士ラムネ&40炎』に登場するマリオネット・バロン三人娘「ドラム」「チェロ」「トランペット」に内蔵されている感情創出回路もこのタイプの乙女回路。開発者はバロン三人娘の母(製作者)オルガン・シンフォニー。
寄生型(Zタイプ)乙女回路
編集「セイバーマリオネットZ」に登場。心臓型乙女回路の中で、他の乙女回路を取り込みパワーアップを果たす機能を持つ。取り込まれた乙女回路は「Z女回路(絶女回路 / ぜっつめかいろ)」となり、極限以上の出力を発揮する。暴走マリオネットの是正(およびフェイス・システムによるオリジナルたるローレライ・システムの凌駕)を目的として作られた。「セイバーZ」の主人公マリオネットZERO(ゼロ)にのみ装備されている。当初はΩ(オメガ)にも搭載されていると目されていたが、オメガのそれは単に乙女回路を外部操作および連結機動させるだけのZタイプとは言い切れない未完成品であり出力は上昇しても暴走是正には至らなかった。
アニメタイプ(円筒機械型)乙女回路
編集『アニメ版 セイバーマリオネットJ』『セイバーマリオネットi』に登場。形状は円筒形。胸部にセットされるのは原作版と同じだが、しっかりと機械に固定されているために拍動は動作ではなくLEDやインジケーターで表される。
開発者は「ミス・ローレライ」「徳川家安」「ゲルハルト・フォン・ファウスト」の3名。ローレライの基礎理論を使い、家安とファウストがそれぞれ独自開発した。
特徴として3つの同回路がワンセットとなっており、3つ揃って一人の人間の思考感情をバックアップする機能を持つ。それぞれの回路は、その性質において特徴付けが成されている。たとえばライムとパンターの持つ乙女回路が「純真」を、チェリーとルクスの持つ乙女回路が「貞淑」を、ブラッドベリーとティーゲルの持つ乙女回路が「母性」をそれぞれの性質として持つように作られている。女性復活という目的のため、メソポタミア号の「ローレライ・システム」本体と互換性・相互作用機能が存在している。
トリプルタイプ乙女回路
編集『またまた セイバーマリオネットJ』に登場。ニューテキサスで開発され、まりんに装備された。
通常の乙女回路ではありえない急速な学習能力と超高度なアクセラレーター機能が特徴。本来、1台のマリオネットに1回路しか持てない乙女回路を強引に連結して、乙女回路の成長を倍化させようと目論んで開発されたもの。そのため、装備されたマリオネットにかかる負荷が相当なものになる。装備されたマリオネットは最終的に自らの乙女回路の成長度に耐え切れず自滅するという欠陥を持っている。
私立大江戸学園興亡記
編集2000年、『月刊ドラゴンマガジン』10月号増刊『ファンタジアバトルロイヤル』に掲載された作品。『セイバーマリオネット』シリーズの最終的な後継作品としてあかほりの手によって執筆されているが、その後の展開は存在していない。
テラツー暦にして600年代のストーリーで『セイバーマリオネットJ』および『JtoX』から300年、『セイバーマリオネットR』から100年後の世界として設定されている。タイトルの通り「大江戸学園」を舞台とした学園もので、その舞台はジャポネスとなっている。
それ以前に発表された作品からの発展類型は以下の通り。
- 本作に登場する“人間”は「人間」と「マリオネット」に分類される。すなわち、マリオネットが人間と同等の存在として、その権利が認められている。100年ほど前にロマーナを統治したヴィレイ執政官(かつてのヴィレイ・ジュニアが成長して王となった存在)によって発された宣言で、その後「マリオネット基本法」ができるなど、急速にテラツーの中で「新たなる義務・権利・常識」として根付いている。
- 「男性のマリオネット」が登場(それに類する存在である「アンドロイド」などは『R』の時から存在しており、それらも「実質上の男性型マリオネット」として認識されている[注 13]が、きちんと公式上でレギュラーキャラクターに対して「男性型マリオネット」と明言・表記されるのは、この作品から)。マリオネットの類型にも様々なパターンが登場する。また『J』や『R』と異なり『Z』と同じく、ほとんどのマリオネットに「乙女回路」もしくはそれに類する感情創出回路が装備されている。
- ほとんどのマリオネットは人間と同居する上で、その力に上限がかけられる「リミッター・システム」を装備している。このリミッターを解除し、自らの100パーセント(ともすればそれ以上)の能力と特性を全開にするための「アタッチメント」が存在。なお、アタッチメントの利用は個々のマリオネットの判断に委ねられる。リミッター・システムを始めから持たないもしくは意図的に破壊しているマリオネットもいるが、そうした存在は「違法マリオネット」として刑罰などの対象になる。
セイバーマリオネットi 〜ネオジェネ〜
編集あらすじ(i)
編集登場人物(i)
編集英語版
編集英語版は『セイバーマリオネットR』をMedia Blastersが、その他の作品を米Bandai Visualが発売している。
英語版では『セイバーマリオネットJ』、『またまたセイバーマリオネットJ』、『セイバーマリオネットJtoX』、『セイバーマリオネットR』それぞれの作品で主要キャラクターの声優が交代しているが、ライム役のMaggie Blue O'Haraのみ『セイバーマリオネットJ』および『セイバーマリオネットR』で配給会社の枠を超えて担当している。
脚注
編集注釈
編集出典
編集関連項目
編集- VS騎士ラムネ&40炎 - 本作と同じく、あかほり・ねぎし両者が制作に関わった作品。主要登場人物の中に「乙女回路を装備したマリオネット」が登場する。
外部リンク
編集- SMガールズ セイバーマリオネットR - ウェイバックマシン(2008年2月23日アーカイブ分) - アニメイトTVによるWEBアニメシアター
- セイバーマリオネットi 〜ネオジェネ〜 - 角川による作品紹介
- セイバープロジェクト - 2014年より作品のコンテンツ使用許諾を得ている会社。代表取締役は原作者の一人である、ねぎしひろし。
テレビ東京系列 火曜18:00枠 | ||
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