バストランペット: bass trumpet)は、トランペットの一種。通常のトランペットより管長が長く、低い音域を奏する。G管、F管、E♭管(これらはアルトトランペットまたはトランペット・コントラルトとも呼ばれる)はトランペット奏者でも演奏できるが、C管、B♭管などの真正のバストランペットは通常トロンボーン奏者が持ち替えで奏する。

バストランペット
各言語での名称
bass trumpet
Basstrompete
tromba bassa
バストランペット
C管のバストランペット
分類

金管楽器

関連楽器

概説

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19使[1][2]



[3]

アルトトランペット

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アルトトランペットはロシアの作曲家リムスキー=コルサコフが創案したとされ、1892年に初演された歌劇『ムラダ』で初めて使用した[2]。リムスキー=コルサコフの作品では3本のトランペットの最低音を豊かに響かせるため[4]に第3トランペットのパートに指定されていることが多く、F管トランペットより大きめのボアサイズとベルを持つが、今日では使われることがない[5]

F管トランペット

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J.FB[5]

オーケストラにおける使用例

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アルトトランペット

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バストランペット

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脚注

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  1. ^ ベインズ(1991年)pp.250-254
  2. ^ a b 伊福部昭『管絃楽法』上巻 '68増補、音楽之友社、1953年/1968年、pp.414-416
  3. ^ 新音楽事典 楽語、p.434
  4. ^ ベインズ(1991年)p.250
  5. ^ a b 佐伯(2002年)
  6. ^ 佐伯(2006年)

参考文献

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1953

3012006

  1991ISBN 4-276-12472-7 

 1977ISBN 4-276-00013-0 

 - 2002ISBN 4-276-21062-3