ボタ山

石炭や亜炭の採掘に伴い発生する捨石の集積場

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1950年代に撮影された、飯塚市住友忠隈炭鉱のボタ山(1954年頃)
前掲写真の反対側、飯塚駅から望んだ飯塚市忠隈のボタ山。木々が生い茂っている(2007年)
飯塚市住友忠隈炭鉱のボタ山のステレオ空中写真(1974年)。国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成

概要

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2015

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56[1][6] [9]

管理

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日本

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日本の地すべり等防止法では「ぼた山」と表記され、

「石炭又は亜炭に係る捨石が集積されてできた山であって、この法律の施行の際現に存するものをいい、鉱山保安法及び経済産業省設置法の一部を改正する法律(平成十六年法律第九十四号)第一条の規定による改正前の鉱山保安法(昭和二十四年法律第七十号)第四条又は第二十六条の規定により鉱業権者又は鉱業権者とみなされる者がこの法律の施行の際必要な措置を講ずべきであったものを除く」 — 地すべり等防止法2条2項

と定義されている。

ボタ山・ズリ山は鉱山保安法においては捨石集積場と呼ばれる。捨石集積場の比高は数10mから100mを超えるものもあり、安定性に欠け容易に崩壊しやすいのが特徴である。このため、鉱業権者は鉱山保安法、地すべり等防止法森林法等の法令により維持管理が義務づけられるほか、捨石の採取、土地の改変等が厳しく規制される。

イギリス

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イギリスでは2020年2月の暴風雨「デニス」によりウェールズ南部にあるタイロスタウンでボタ山の一部が崩れ落ち、6万トンにも及ぶ廃棄物が川に流れ込んで下水管などを破壊する事故が発生した[10]。デニスの襲来をきっかけにウェールズ政府は地方内の2456のボタ山の安全管理のため「安全性タスクフォース」を立ち上げるとともに、ボタ山のリスク度を公表することになったが、2021年10月末までに327が「高リスク」と発表された[10]

ボタ山崩壊事故

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日本

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195573[11]

1957西2

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中国

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200898西[12]

イギリス

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ボタ及びボタ山の利活用

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日本

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歴史

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[14] 1960351779[15]

1960調調1960[2][2]

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硬(ボタ)山・ズリ山を保存している自治体

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ブラジル

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1970CLP[2]使使[2]使[2]

[2]

脚注

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(一)^ abc  15 220221222

(二)^ abcdefghijkII. 20221222

(三)^ ab - . 20211125

(四)^ 使西()()

(五)^ 418 / / .  (2017313). 202324

(六)^ abc 20221222

(七)^  <27> . 西 (2017323). 201936

(八)^ 2 .  (201935). 201936

(九)^ 92

(十)^ ab300 - 55 20221222

(11)^   1868-20092010106ISBN 9784816922749 

(12)^ 500西.  (200899). 201936

(13)^ 50 . Huffpost News (20161023). 201936

(14)^ .   (2015115). 201936

(15)^   1868-20092010141ISBN 9784816922749 

(16)^   . 西 (2019118). 201936

(17)^  - 777. 20211125

参考文献

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  • 『産業考古学会論文集』「志免炭鉱の硬山の研究」大石道義,長渡隆一.
  • 『随筆国鉄さんしっかりせい』田原喜代太

関連項目

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