名古屋市立工芸高等学校
名古屋市東区の公立高等学校
名古屋市立工芸高等学校(なごやしりつ こうげいこうとうがっこう, Nagoya City Industrial Arts High School)は、愛知県名古屋市東区芳野二丁目にある市立の高等学校。
名古屋市立工芸高等学校 | |
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名古屋市立工芸高等学校(2014年1月) | |
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過去の名称 |
名古屋市立工芸学校 名古屋市立第二工業学校 名古屋市立工芸高等学校 名古屋市立西陵高等学校 名古屋市立西陵高等学校分校 |
国公私立の別 | 公立学校 |
設置者 |
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学区 | 専門学科 Aグループ |
校訓 | 創意・責任・勤勉 |
設立年月日 | 1917年(大正6年) |
共学・別学 | 男女共学 |
課程 | 全日制課程 |
単位制・学年制 | 学年制 |
設置学科 |
電子機械科 情報科 建築システム科 都市システム科 インテリア科 デザイン科 グラフィックアーツ科 |
学期 | 3学期制 |
学校コード | D123210001534 |
高校コード | 23235B |
所在地 | 〒461-0027 |
外部リンク | 公式サイト |
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略称は「市工芸」(しこうげい)、「名市工芸」(めいしこうげい)。
概要
編集歴史
編集1917年(大正6年)に開校した「名古屋市立工芸学校」を前身とする。2022年(令和4年)に創立105周年を迎えた。
設置課程・学科
編集- 全日制課程 7学科 (各学科1学級)
- 電子機械科
- 情報科
- 建築システム科
- 都市システム科
- インテリア科
- デザイン科
- グラフィックアーツ科
信条
編集「創意・責任・勤勉」
校章
編集校名の「芸」の文字をかたどったものを背景にして中央に篆書体の「高」の文字を置いている。
校歌
編集作詞は山崎敏夫、作曲は山田耕筰による。歌詞は3番まであり、各番に校名の「工芸」が登場する。
制服
編集
制服は男女ともに紺色のブレザー。女子はスカートとスラックスが選択できる。
胸につける科章があり、校章を科ごとに色分けしたもので、七宝でできている。色分けは以下の通り。
●電子機械科 - ﹁黄緑﹂
●情報科 -﹁藤色﹂
●建築システム科 - ﹁黄﹂
●都市システム科 - ﹁赤﹂
●インテリア科 - ﹁水色﹂
●デザイン科 - ﹁白﹂
●グラフィックアーツ科 -﹁黒﹂
※ 学年別に青・緑・赤の上履きを使用している。
進路
編集同窓会
編集「名古屋工芸会」(名芸会)と称している。各科に分科会がある。
- 土睦会 - 土木科・都市システム科
- 築会 - 建築科・建築システム科・図案科・建築図案科・住居デザイン科
- 木葉会 - 木工科・インテリア科・木材工芸科
- デザイン会 - 図案科・産業美術科・デザイン科・工芸図案科・図案印刷科・美術科
- プレス会 - 印刷科・グラフィックアーツ科
- みつば会 - 金工科・機械科・電子機械科・金工科・金属工芸科・金属工作科・金属工業科
- 情報会 - 情報科
沿革
編集旧制・工芸学校時代
編集
●1917年︵大正6年︶2月20日 - ﹁名古屋市立工芸学校﹂が開校。金工科、木工科、図案科の3学科を設置。
●1922年︵大正11年︶11月3日 - 図案科を工芸図案分科と建築図案分科に分科。
●1929年︵昭和4年︶9月18日 - 南区熱田西町に校舎を移転。
●1930年︵昭和5年︶3月31日 - 工芸図案分科を﹁図案科﹂、建築図案分科を﹁建築科﹂、金工科を﹁金属工芸科﹂、木工科を﹁木材工芸科﹂に改称。
●1931年︵昭和6年︶3月31日 - 精密機械科を設置。5学科体制となる。
●1934年︵昭和9年︶3月24日 - 建築科、精密機械科の第2本科︵夜間︵定時制の前身︶︶を設置。
●1940年︵昭和15年︶3月31日 - 図案科を﹁図案印刷科﹂、金属工芸科を﹁金属工作科﹂に改称。
●1942年︵昭和17年︶3月31日 - 電気科と工業化学科を設置。7学科体制となる。
●1944年︵昭和19年︶
●3月31日
●教育ニ関スル戦時非常措置方策により、﹁名古屋市立第二工業学校﹂に改称。
●図案印刷科と木材工芸科を廃止。金属工作科を﹁金属工業科﹂に改称。
●西区児玉町︵旧・名古屋市立第二商業学校︵現・名古屋市立西陵高等学校︶校地︶に建築科、土木科、造船科の3学科を設置。
●1946年︵昭和21年︶3月31日 - ﹁名古屋市立工芸学校﹂に改称︵再︶。金属工業科を﹁金工科﹂に改称。﹁木工科﹂を設置。
●1947年︵昭和22年︶3月31日 - ﹁図案科﹂を設置。
新制高等学校
編集
●1948年︵昭和23年︶
●4月1日 - 学制改革が行われ、旧制工芸学校が廃止され、新制高等学校﹁名古屋市立工芸高等学校﹂が発足。第2本科建築科を定時制建築科とする。
●10月1日 - 高校三原則に基づく公立高校再編が行われ、他校[注釈1]との統合により、﹁名古屋市立西陵高等学校﹂となる。
●1950年︵昭和25年︶
●4月1日 - 西陵高等学校分校として、建築科、土木科、木工科、金工科、図案科を設置、印刷科、美術科を新設。
●11月1日 - 北区光音寺︵神戸製鋼跡︶に校舎を移転。
●1951年︵昭和26年︶ - 名古屋市立西陵高等学校から分離し、﹁名古屋市立工芸高等学校﹂として独立︵再︶。
●東区芳野町の愛知第一師範学校・愛知学芸大学名古屋分校跡地︵現在地︶に移転。
●1953年︵昭和28年︶ - 図案科、美術科の募集を停止し、産業美術科を新設。
●1963年︵昭和38年︶ - 金工科の募集を停止し、機械科を新設。定時制機械科を新設。
●1965年︵昭和40年︶ - 産業美術科をデザイン科、木工科を木材工芸科に改称。
●1973年︵昭和48年︶4月1日 - 木材工芸科をインテリア科に改称。
●1984年︵昭和59年︶4月1日 - 定時制︵建築科・機械科︶の募集を停止。
●1987年︵昭和62年︶4月1日 - 定時制を廃止。
●1990年︵平成2年︶4月1日 - 学科改編を実施。
●土木科を﹁都市システム科﹂、印刷科を﹁グラフィックアーツ科﹂に改称。
●建築科を﹁建築システム科﹂と﹁住居デザイン科﹂、機械科を﹁機械科﹂と﹁電子機械科﹂に分科。﹁情報科﹂を新設。
●1991年︵平成3年︶4月1日 - 機械科の募集を停止。
●1993年︵平成5年︶4月1日 - 機械科を廃止。住居デザイン科の募集を停止。
●1995年︵平成7年︶4月1日 - 住居デザイン科を廃止。電子機械科募集定員を減じる。
●2017年︵平成29年︶- 創立100周年。﹁ONE BY DESIGN﹂がスクールアイデンティティとして定められる。
校地の変遷
編集学校行事(3学期制)
編集2年で就業体験が行われる。
1学期
編集- 4月 - 入学式、始業式
- 5月 - 中間考査、体育祭
- 6月 - 期末考査
- 7月 - 終業式
2学期
編集- 9月 - 始業式・防災訓練
- 10月 - 文化祭、中間考査
- 11月 - 2年修学旅行
- 12月 - 期末考査、終業式
3学期
編集- 1月 - 始業式
- 2月 - 学年末考査
- 3月 - 卒業式、1,2年球技大会、1,2年芸術鑑賞会、終業式
部活動
編集実績
編集
ブラスバンド部は、別名﹁Kogei・Highsonic・Jazz・Orchestra︵KHJO︶﹂と称しており、プロ演奏家の指導を仰ぎ活躍している。なお映画﹁SWING・GIRLS﹂のモデルとなった兵庫県立高砂高等学校と同様にスチューデント・ジャズ・フェスティバル関西大会の常連校で、第1回から連続出場している。過去に同部で部員を引っ張り、個人賞を獲得するなど活躍しプロミュージシャンになった音楽家も数人いる。側島万友美、浅田亮太などが所属していた。
運動部
編集文化部
編集主な出身者
編集
●伊藤秀男︵絵本作家、デザイン科卒︶[2]
●宇野亜喜良︵イラストレーター、図案科卒︶[3]
●林恭三︵イラストレーター、産業美術科卒︶[4]。
●加納典明︵写真家、産業美術科卒︶[5]
●夏目現︵映像作家、デザイン科卒︶[6]
●はるきる︵空箱職人︶[7]
●宮谷一彦︵漫画家︶[8]
●宮永岳彦︵画家︶[9]
●三輪滋︵イラストレーター、産業美術科卒︶[10]
●山内晶大︵バレーボール選手︶[11]
交通アクセス
編集最寄りの鉄道駅
編集最寄りのバス停
編集最寄りの道路
編集- 国道19号 「徳川二丁目」交差点。
周辺
編集周辺の名古屋駅、JRセントラルタワーズ、ミッドランドスクエア、名古屋テレビ塔を望むことができる。
脚注
編集注釈
編集- ^ 名古屋市立第一工業高等学校、名古屋市立女子商業高等学校、名古屋市立第二商業高等学校
出典
編集
(一)^ “認定免除対象講座の一覧” (PDF). 情報処理推進機構. p. 10 (2022年8月). 2022年8月29日閲覧。
(二)^ “プロフィール”. えかき・絵本作家 伊藤秀男 公式HP. 2024年5月1日閲覧。
(三)^ “宇野亜喜良 プロフィール”. SPAN ART GALLERY. 2023年4月29日閲覧。
(四)^ ﹃カートピア﹄スバル、2022
年7月号、3頁
(五)^ “典明による典明記”. 加納典明オフィシャルサイト 2024年5月1日閲覧。
(六)^ “﹁MV焼き直し時代になっている﹂Czecho No Republic×夏目現”. CINRA 2024年5月1日閲覧。
(七)^ “﹁アーティストとして生きていく﹂神戸芸工大というフィールドで、高校からの夢が実現!”. 神戸芸術工科大学. 2023年4月29日閲覧。
(八)^ “宮谷一彦-アーティスト詳細”. TOWER RECORDS ONLINE. 2023年4月29日閲覧。
(九)^ “﹁ペペ&ルル﹂ヒストリー”. ぺんてる株式会社. 2024年5月1日閲覧。
(十)^ “たいようのきゅうでん”. 紀伊国屋書店. 2024年5月1日閲覧。
(11)^ “山内 晶大”. Panasonic. 2023年4月29日閲覧。